J1番記者通信簿 担当クラブを各節評価

【J1第13節 番記者通信簿】トップは采配的中の新潟 C大阪は今季最悪に次ぐ出来

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第13節は4月29日にゲームを行った16チームが対象(5月21日に行われる川崎Fvs浦和、横浜FMvs神戸は対象外)。その中で最も評価点が高かったのは新潟だ。前半はハイプレスを掛けてきた広島に押される展開となったが、指揮官の交代戦術がハマって後半に決勝点を奪った。
 逆に最も低い評価点となったのはC大阪。町田の個人の質に苦しめられ、シュート3本に終わるなど厳しい内容で負けてしまった。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

A+ランク 新潟(総合評価点:47)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:野本 桂子】
【総評】攻守ともに組織力を発揮した。前半だけで11本のシュートを浴びたが、粘り強い対応で無失点。攻撃時はパスワークでプレスをはがし続けたことで相手が消耗し、後半は新潟ペースとなった。途中出場の選手4人が関わって決勝点が生まれるなど、采配を含めた巧みなゲームコントロールと、選手個々の質の高いプレーが結びついたナイス勝利。

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A+ランク 清水(総合評価点:46)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:榊原 拓海】
【総評】落ち着いてゲームを進めたが、相手のクオリティーに助けられたのも事実。一方で、些細なプレーでゴールをもぎ取った点や、放り込まれた際のはね返す力と、ユニットでの連係守備は素晴らしかった。選手主導でのシステム変更など、監督が要求し続けたピッチ内での修正力にも手ごたえを得ている。一方で、より攻撃面で力を発揮できれば、さらに高評価にしたい項目もあった。

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A+ランク 東京V(総合評価点:45)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:藤井 圭】
【総評】勝利を収めた前節・C大阪戦の勢いそのままに、強度を持ち味とする岡山にも東京Vらしさを表現した上で勝って今季初の連勝。また、このチームにおいては球際とスタイル発揮の項目で通ずるものがあるため、こういった試合内容であればどちらも高い点数をつけている。開幕頃から考えると、ここを高く評価できるのがありがたい限りだ。

A+ランク G大阪(総合評価点:44)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:下薗 昌記】
【総評】スカウティングに優れるいまのG大阪の持ち味が光った。カウンター狙いの前線の選手構成が見事で、ポゼッションにこだわらず縦に速い攻めで見事京都を攻略。押し込まれ続けた終盤の戦い方と後手を踏んだ選手交代は課題だが、負傷者続出の中で首位に勝ち切ったのは指揮官の人選を含めて高く評価すべきだろう。

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著者プロフィール

Jリーグを中心にお届けする日本唯一のサッカー専門新聞。J1J2全40クラブ番記者の現地取材をもとに迫力あるビジュアルで、全試合のプレビュー、マッチレポート、インタビューなどの特集を配信中。表紙コンビニプリントも好評販売中!

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