2025プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】巨人の若手左腕が自己最多14奪三振の快投 パ野手はヒット量産のソフトB外野手がトップに

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2025シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:4月21日~4月27日

虎のリードオフマンが1位に輝く

 セ・リーグの野手では、対象期間中に3度のマルチ安打をマークした近本光司(阪神)が1位に輝いた。続く2位には、3年ぶりに猛打賞を記録した中村奨成(広島)、3位には3本の長打を放った上林誠知(中日)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 近本 光司(阪神)
 対象期間中は3度のマルチ安打を記録するなど、6試合のうち5試合でヒットを放った。特に4月22日から行われたDeNAとの3連戦では、初戦にソロを含む2安打2打点の活躍。3戦目では4安打の固め打ちを見せ、チームの同一カード3連勝に大きく貢献した。

2位 中村 奨成(広島)
 高卒8年目を迎えた広島のスラッガーが2位にランクイン。1番でスタメン起用された4月23日のヤクルト戦で、自身3年ぶりとなる猛打賞を記録。27日のDeNA戦では8回に代打でバウアーから三塁打を放つなど、対象期間中は3本の長打を含む12打数5安打をマークした。

3位 上林 誠知(中日)
 4月23日の巨人戦で9回に代打で二塁打を放つと、続く25日のヤクルト戦にはスタメンで出場。初回に今季2号となる先制ソロ、9回にはフェンス直撃のタイムリースリーベースを放って計3打点を記録し、首脳陣の期待に応えた。

快打を連発した鷹の6年目外野手がトップ

 パ・リーグの野手では、レギュラー定着に向けて猛アピールを見せている柳町達(ソフトバンク)が断トツの数値を残して堂々の1位。2位にはメモリアルアーチを描いた浅村栄斗(楽天)、3位には球団新記録に王手をかけている周東佑京(ソフトバンク)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 柳町 達(ソフトバンク)
 4月23日のオリックス戦で9試合ぶりにスタメン起用されると、1号アーチを含む3安打で今季初の猛打賞をマーク。27日の楽天戦では、9回に起死回生の同点ソロを放った。対象期間中は計19打席に立って9安打、4つの四球を選ぶなど抜群の存在感を示した。

2位 浅村 栄斗(楽天)
 4月22日の日本ハム戦では8回に通算300本塁打となる同点弾をライトスタンドに運び、逆転勝利に貢献。翌23日には4号3ランを放つなど、猛打賞の活躍で打線をけん引した。対象期間中は全5試合でヒットを放ち、通算2000安打までも残り9本と迫っている。

3位 周東 佑京(ソフトバンク)
 4月22日のオリックス戦で4安打2打点を記録。翌日の試合でも第3打席までに2安打2打点を記録していたものの、第4打席で死球を受けて負傷交代となり、その後は欠場が続いている。今季はここまで球団記録に並ぶ開幕19試合連続安打をマークしており、復帰戦ではチームの歴史を塗り替える一打に期待がかかる。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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