“長く寝るほど健康”はウソ?10時間以上の睡眠がもたらす意外なリスク

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「しっかり寝れば寝るほど健康にいい」──そんなふうに思っていませんか?

確かに睡眠不足が体に悪いのは広く知られていますが、実は“寝すぎ”もまた、健康リスクを高めるという研究結果があるのです。特に10時間以上の長時間睡眠は、かえって心身に悪影響を及ぼすことも。

睡眠セラピストの松本美栄さんのインタビュー記事より一部抜粋してお届けします。

長く寝ても問題はないのでしょうか? 10時間以上など、長時間寝ることで考えられるデメリットとは。

松本さん:ロングスリーパーと呼ばれる体質であれば、長く寝ることがその人のベストな睡眠時間なのでしょう。しかし、そうでない場合は、長く寝過ぎるとデメリットが多くなります。

深い睡眠がとれていないために長時間の睡眠が必要となり、ずっと横たわっているので体の負担が増えてしまいます。そして、頭がぼーっとして集中力が下がる、だるい、代謝の低下などのほか、早死にリスクも高まるというデータもあります。

4時間睡眠より10時間睡眠のほうが死亡リスクが高い

松本さん:データによると、7時間くらいがちょうどいい睡眠時間とされており、そこから睡眠時間が短くなるにつれて死亡リスクは高くなっていきます。しかし、4時間睡眠より死亡リスクが高いのは、実は10時間睡眠です。

体調不良などで長時間睡眠をとる例を含めたとしても、長時間睡眠のほうが死亡リスクは高い結果になっています。

ちなみに休日の寝だめもよくありません。体内リズムが乱れ、余計に睡眠の質が下がる原因になります。

参考 国立研究開発法人 国立がん研究センター 睡眠時間と死亡リスクとの関連について

昔はよく10時間以上寝ていたのですが、今からリカバリーできるでしょうか?

松本さん:若いときは睡眠ホルモン「メラトニン」の量も豊富なので、いくらでも寝れちゃうんです。なので、年を取ってメラトニン量も少ない状態で長時間寝ることとは、少し事情が違ってきます。

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