J1番記者通信簿 担当クラブを各節評価

【J1第11節 番記者通信簿】松崎快が大暴れの清水がトップ 横浜FMは負の螺旋から抜け出せず

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第11節で最高評価を勝ち取ったのは清水。松崎快が2ゴール1アシストと全得点に絡む活躍を見せて、福岡を3-1で撃破している。そのオレンジ軍団に続いたのは、神戸と柏。シーズン序盤は苦しんでいた神戸だが、今節は町田を1-0で下し、これで3連勝。いよいよJ1王者の本領発揮か。同じくウノゼロで勝点3を積んだ柏は、連係の中で選手個々の能力が輝く試合を演じた。
 一方、柏に敗れた湘南は最低評価に。また、試合2日前にスティーブ・ホーランド監督の解任が発表された横浜FMは、浦和に1-3で敗戦。リーグ戦は7試合未勝利かつ3連敗と、苦境から抜け出せていない。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク 清水(総合評価点:50)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:榊原 拓海】
【総評】前半はチームの特徴を逆手に取られる場面も多かったが、後半は修正し、主体的に試合をコントロール。昨季のようにしたかかな姿を見せ、ゲーム支配だけでなくスタイル発揮にも一定の評価を下した。2、3点目はチームとして狙いどおりの形で、守備面も含めてリレーションは見事の一言。公式戦8連戦を2連勝で締め括り、興奮度も高くつけたくなる試合だった。

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A+ランク 神戸(総合評価点:45)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:小野 慶太】
【総評】高強度スタイルや大迫勇也、佐々木大樹ら前線の起点をいかんなく生かし、超然と前に進み続ける神戸らしい戦いを披露した。守備でも相手ターゲットマンを本多勇喜、山川哲史の両CBが封じ込め、スコアでは表現し切れない興奮度のある試合を実現。シーズン序盤の苦戦を乗り越え、3連勝を達成。J1連覇中の王者がいよいよ乗ってきた。

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A+ランク 柏(総合評価点:43)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:藤井 圭】
【総評】主導権を握れそうで握れない、少し緩んだら簡単にやられてしまいそうなゲーム展開だった。そこで目立ったのが選手個々のパワー。攻撃では細谷真大や垣田裕暉、守備では古賀太陽や田中隼人らが好連係の中で確かな個の強さを発揮し、相手を一枚上回った。

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A-ランク 鹿島(総合評価点:42)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:田中 滋】
【総評】良いサッカーを展開しながらPK失敗、アクシデント的な失点と、公式戦4連敗の悪い流れを引きずるような前半45分だった。しかし、それでもブレることなく自分たちがやるべきことを続けた結果、後半で逆転に成功する。しかもゴールを奪ったのが今季初得点のチャヴリッチと加入後初得点のターレス・ブレーネル。終わってみれば多くの主力不在を感じさせない力強い勝利だった。

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