2025プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】プロ初HRのドラ1新人がチームを牽引 HRを量産した阪神のスラッガーが1位に輝く

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2025シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:4月14日~4月20日

楽天のドラフト1位ルーキーがトップに

 パ・リーグの野手では、4月16日のソフトバンク戦でプロ1号が飛び出した宗山塁(楽天)が1位にランクイン。2位には対象期間中に打率.455を記録した太田椋(オリックス)、3位には3度のマルチ安打を記録した中川圭太(オリックス)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 宗山 塁(楽天)
 4月16日のソフトバンク戦でプロ初アーチとなる先制ソロを記録すると、18日のロッテ戦では2号ソロを含む3安打の活躍で初の猛打賞をマーク。開幕から全試合に出場中のドラフト1位ルーキーが、バッティングでチームをけん引する働きを見せた。

2位 太田 椋(オリックス)
 対象期間中は22打数10安打と背番号31が打ちまくった。4月18日の日本ハム戦では1点ビハインドで迎えた6回に同点ソロを放つと、翌19日の試合では猛打賞の活躍。20日の試合でもマルチ安打を記録するなど、日本ハムとの3連戦は計7安打と快音を連発した。

3位 中川 圭太(オリックス)
 4月17日の西武戦では6回に一時同点となる適時二塁打をマーク。翌18日の日本ハム戦では9回に二塁打を放ってその後のサヨナラ勝利を演出すると、19日の試合では一時逆転の2ランを含む3安打3打点の活躍を披露。チャンスでの勝負強いバッティングが際立った。

今季初の完封勝利を挙げた左腕が1位

 パ・リーグの投手部門では、本拠地で快投を見せた隅田知一郎(西武)が1位に輝いた。2位には完投勝利をマークした九里亜蓮(オリックス)、3位にはソフトバンク戦で8回ノーヒットの投球を披露した今井達也(西武)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 隅田 知一郎(西武)
 4月19日のソフトバンク戦で先発。3回に1死二三塁のピンチを迎えるも、後続を得意のチェンジアップで連続三振に打ち取り得点を与えず。その後は危なげない投球を展開し、最終的に9回無失点9奪三振の快投。今季最初の本拠地での登板を完封勝利で飾った。

2位 九里 亜蓮(オリックス)
 前回登板から中5日での先発となった4月18日の日本ハム戦。初回に失点を喫したものの、3回からは5イニング連続で三者凡退に抑えるなど安定感を発揮。9回を投げ抜いた直後に味方がサヨナラ勝利を決め、九里は今季3勝目を移籍後初完投でマークした。

3位 今井 達也(西武)
 4月18日のソフトバンク戦に先発。7回に先頭打者へ与えた四球がきっかけで失点を喫したものの、最終的に8イニングを投げて無安打1失点という圧巻のピッチング。最終回は平良海馬がパーフェクトに抑え、継投での “ノーヒットワンラン”でチームは3連勝を飾った。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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