高校スポーツ最強地域の座を争う関東と関西 “5大球技”全国大会の実績は?
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関東勢と関西勢が全国トップ5に2つずつ
参加校の多い東京や大阪などには複数の出場枠が割り当てられたり、またインターハイ優勝校などに無条件で出場権が与えられる大会があったりと、競技によって多少異なる部分はあるものの、基本的にはどの大会も地方大会を勝ち抜いた47都道府県の代表校によって争われる。
今回洗い出したのは、2000年度以降の上記5大会で各都道府県の出場校がベスト4入りした回数だ。上表は関東1都7県、関西2府4県に絞って、競技ごとの回数と合計数を一覧にしたものである。男女とも開催されるウインターカップと春高バレーは、男子、女子に分けて整理した。
合計70回で関西1位の大阪は、全47都道府県を通じてもトップ。関東では東京が最も多く、大阪にはわずかに及ばないものの、合計68回は全国2位の数字だ。さらに京都が合計42回で全国4位、千葉が合計32回で全国5位と、関東勢、関西勢がトップ5に2つずつ入るという結果に。この統計からも、高校スポーツにおける両地域の優勢が分かるだろう。
付記すると、バスケとバレーを男女別にした7大会の全てで、2000年度以降に4強入りした実績があるのは、その大阪、東京、京都、千葉のみ。大阪&東京に迫る合計62回で全国3位の福岡は、この期間に野球と女子バレーでは準決勝まで勝ち進んだ高校がない。
大阪はラグビー、東京は男女バレーの強さが際立つ
さらに大阪桐蔭が4回、履正社が1回、夏の甲子園を制している野球や、金蘭会が11年連続で春高8強入り、うち3回優勝している女子バレーも、全国トップクラスの実績を誇る。
全国2位の東京は、男女とも高校バレー界をリードする存在だ。2000年度以降の4強入り回数は、男子、女子のいずれも全国トップ。今年1月の春高バレーでは女子決勝が共栄学園×下北沢成徳と東京勢同士の対戦となり、男子は駿台学園が大会3連覇を果たした。
バレー以外には野球でも好成績を残している。夏の甲子園での優勝回数は3(日大三が2回、早稲田実が1回)と大阪に及ばないものの、4強入り9回は全国で一番多い。昨夏には関東第一が準優勝している。
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