「納得して購入出来る」シャフト選びから始めるドライバー探しは出来る?【筒康博の解説コラム】

「ダンロップクラブハウス新宿店」クラブドクターで、日本女子プロゴルフ協会ティーチングプロA級の資格もある石坂翔子プロに「IFCフィッティング」を通じてアマチュアのシャフト選びを指南してもらいました 【FITTING】

アマチュアのクラブ選びの中でも特に難しいのが「自分にピッタリ合う」ドライバーシャフト選び。ダンロップ独自の「IFC(インターナショナルフレックスコード)」を使用した「IFCフィッティング」を一般アマチュアが体験し、自分のスイング&傾向に合わせたドライバー探し「納得して出来るのか?」現場レポートしました。

自覚がなく一定している「シャフトの動かし方のクセ」を可視化出来る

ゴルファーの使用ドライバーシャフトに合わせ、30g 、40g、50g、60g 、70gの「IFC」専用計測シャフトを装着(新宿店のみ5種類を用意) 【FITTING】

ダンロップの純正シャフトに記載されている4桁の数字「IFC(インターナショナルフレックスコード)」は、シャフトメーカ―各社の独自計測表記である「○○調子」とは異なるシャフト各部の硬さ(剛性)を数値化したもの。
実はダンロップでは各社カスタムシャフトも純正シャフトと同じ計測&表記方法で計測しビッグデータとしてゴルファーのシャフト選びに活用しています。

ダンロップ直営店「ダンロップクラブハウス」で行われているシャフトフィッティング「IFCフィッティング」では、ゴルファーの使用ドライバーシャフトに合わせ40g、50g、60gの計測用シャフトを用意。
グリップエンドに装着されたセンサーがショット時における「シャフトの動かし方のクセ」を読み取り、傾向にあったシャフトを提案してくれます。
フィッティング予約は「ダンロップゴルフィングワールド」直営店予約のページから各店舗の予約をネットで行い(電話予約は不可)、自分のドライバーとアイアン等のクラブを「同じ環境で比較」する事が出来ます。
「自分にピッタリ合うシャフト選び」のゴルファーも受け入れてくれる所は非常に有難いです。

どんなシャフトが良いのか?すぐに分かる

計測シャフト時のショット傾向から、スイング中の「コックの動き」「手の甲の動き」「手のローテーション」「コックの使い方」を詳細に可視化。傾向にあった「IFCコード」のシャフトをすぐに提案してもらえる 【FITTING】

アマチュアのドライバーシャフ選びで特に難しいのが、そもそもミスショットが「自分のせいなのか?」それとも「クラブが合っていないせいなのか?」自分では分からない事。
計測用シャフトでショットした「コックの動き」「手の甲の動き」「手のローテーション」「コックの使い方」がすぐに可視化され、自分では自覚がなく「一定している自分のクセ」つまりシャフトにかけている「スイングでの負荷」がはっきり分かってしまいます。
「IFCフィッティング」ではダンロップ独自の膨大なシャフトデータが紐付けされていて、ゴルファー各人の傾向に合わせた「IFCコード」を持つシャフトをすぐに提案してくれます。

「データ」と「振り心地」は一致する?

提案シャフトを中心に、あくまでゴルファー自身の「振り心地」を確認しながらスイングのバラつきと気持ち良さを感じるモデル選びを行い弾道結果と擦り合わせる 【FITTING】

ここで出るのは「機械で提案されたシャフトが正しいのか?」の疑問。

石坂プロは「あくまでスイングの傾向に合わせたモデルであって100%ではありません。実際に打って頂いて重さや硬さなどの振り心地を確認しながら弾道結果の良いものを探していきます」と、あくまでゴルファー自身のフィーリングや好みも総合的にみていると答えてくれました。

弾道結果だけでなく、ゴルファー自身の振り心地や感覚的な話をコミニュケーションしながら進めていくフィッティングにアマチュアも新鮮だったようで
「上手く伝えられない感覚も共有してもらえて安心出来た」
と語っていました。

科学の目&プロの眼で「総合的」に選んだモデルは弾道結果も良い!?

アマチュアが「一番振りやすい」シャフトの「弾道結果も一番」飛距離&方向性の安定感があった! 【FITTING】

アマチュア自身が「自分のクラブより振りやすい」と感じたドライバーシャフトの弾道結果を確認すると、ヘッドスピード&ボールスピードだけでなく方向性の安定も格段にアップしていました。
提案シャフトモデルの中には「弾道結果は良いけど振り心地はイマイチ」なものもありましたが、「一番振りやすいシャフト」の弾道結果が一番良い飛距離&方向性の安定感があり試打したアマチュア本人が何より驚いていました。

診断&フィッティングのデータ&プロセスを持ち帰れる!

「IFCフィッティング」で行った診断内容と、試打した各種の弾道データをプリントアウトし、紙データーとして持ち帰る事が出来る 【FITTING】

今回「IFCフィッティング」では、「あくまでシャフト選び」の診断だったのですが、アマチュア自身が気持ち良くスイング出来る上にショットの内容が良いドライバーに出会う事が出来ました。またスリクソン「ZXi」ドライバーに合ったセッティングの流れのリクエストをしたところ、受講枠の残った時間の中で石坂プロからのアドバイスを受けながらアイアンやウェッジの試打対応をして頂けました。

まさかの展開でしたが、受講したアマチュアは
「とにかくじっくり診断&試打することが出来ただけではなく振り心地などの好みに合わせた提案をしてもらえた」
と笑顔で感想を答えてくれました。

好みのメーカーヘッドから選ぶドライバー探しがフィッティングの主流ですが、「自分にピッタリ合う」シャフト選びに悩むゴルファーにとってはダンロップクラブハウス「IFCフィッティング」で一度自分の傾向やクセを診断する事をオススメします。
クラブ購入する息苦しさもないですし、豊富なラインナップのダンロップ製品をしながらドライバーシャフト選びが出来る最高の環境&サービスです。


構成・文:猿場トール

■筒 康博(つつ・やすひろ)/伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通し、ゴルフメディアに多数登場。現在、「インドアゴルフレンジKz亀戸店」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミニュティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。 【FITTING】

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著者プロフィール

腕前やキャリアに関わらず、 プロゴルファーのように感性を中心に「ギア」や「スイング」を選ぶためのWEBマガジン&コミニュティ が『FITTING(フィッティング)』です。

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