【打ち比べ検証】PINGの特殊ウェッジ「ChipR」「BunkR」は本当に使える?普通のウェッジと比べてみた
PINGの性能特化型ウェッジ「ChipR」と「BunkR」
このようなバンカー専用クラブは、バンカーショットが苦手なアマチュアゴルファーにとっては非常に有効な選択肢となるでしょう。一般的なウェッジとの違いや、それぞれの打ち方について解説していきたいと思います。
普通のs159ウェッジの場合
このような通常のウェッジでは、通常のアプローチとは異なり、バンカー専用の少し特殊なテクニックが求められます。特に大げさな動きをするわけではありませんが、ソールをより効果的に使うためには、アドレス(構え)と打つ際のポイントがいくつか存在します。
BunkRの場合
このようなセッティングにより、先ほど述べたようなバンカー特有のテクニック、あるいはなんとなくバンカーで打たなければならないと思われている技術がなくても、安定して砂場から脱出することを可能にします。そうした技術が凝縮されているのが、この「BunkR」というクラブなのです。
64度というロフト角から考えると、本来はもっと高く上がり、距離はあまり出ないはずですが、「BunkR」の幅広なソールがしっかりと機能するため、非常に高い弾道で、しかもかなりの飛距離が出てしまいました。
初めからロフトがあるので、ごく普通に真っ直ぐ構え、ややハンドファースト気味でも良いでしょう。それでは、普通のアプローチと同じように打ってみます。
余計なテクニックは必要ありません。むしろ「BunkR」で通常のバンカーショットを打つと、ボールが高く上がりすぎたり、コントロールが難しくなったりする可能性があります。一般的なバンカーショットのように、ボールの手前の砂にヘッドを軽く入れるようなイメージで打つと、クラブが自然に砂を抜け、砂と一緒にボールを運んでくれるため、非常にオートマチックにバンカーショットが打てるようになります。非常に楽に脱出できますね。
「BunkR」は、先ほど説明した通り、バンカーから打つことに特化した専用クラブです。そのため、ソールが非常に幅広く、ロフト角も64度と、非常に大きいのが特徴です。
ChipRの場合
「ChipR」のロフト角は、他のウェッジと比較して38.5度と立っており、安定してボールを転がすための設計となっています。
それでは、「ChipR」を試打してみたいと思います。現在はグリーンまで10ヤード、ピンまでさらに10ヤードという状況です。障害物がなく、ボールを転がせるエリアがあれば、基本的に「ChipR」の得意とする場面と言えるでしょう。
ボールにフェースが正確に当たれば、基本的に安定して前へ転がり、目標方向に進んでいきます。ダフリやトップといったミスショットと比べれば、はるかにミスを減らすことができるはずです。慣れていけば距離感も養えますので、アプローチにミスが多い方や苦手意識を持っている方は、「ChipR」を積極的に活用することで、スコアアップにつながる可能性があります。
BunkRを芝で使うとどんなショットになるか?
今回紹介したPINGの性能特化型ウェッジ、ぜひ試してみてください。
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