【J1第10節 番記者通信簿】大阪の両雄が高評価獲得! C大阪は“15年ぶり”にホーム鹿島戦で歓喜

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第10節でトップの評価点を獲得したのはG大阪。名古屋相手に狙いどおりのサッカーを展開し、2-0の完勝を収めた。一方、敗れた名古屋は最低評価点に。攻守で改善が求められる試合を演じてしまった。2番目に高い評価点を記録したC大阪は、1-0で白星をゲット。リーグ戦におけるホームでの鹿島戦は2010年のJ1第10節を最後に勝利から遠ざかっていた中、指揮官が目指す攻撃的サッカーを展開し、90+12分に進藤亮佑が決勝点を決めた。それによって興奮度は満点となっている。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

A+ランク G大阪(総合評価点:48)

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【担当記者:下薗 昌記】
【総評】名古屋の出来の悪さを差し引く必要はあるが、狙いどおりのサッカーで終始圧倒。ボール保持も意図した形だったが、見逃せないのは佐藤瑶大に対するイッサム・ジェバリの効果的な守備で、相手に攻撃でも良さを出させず。スカウティングの妙も光った。

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A+ランク C大阪(総合評価点:46)

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【担当記者:小田 尚史】
【総評】アーサー・パパス監督が常々語る「敵陣でプレーし続ける」アタッキングフットボールを多くの時間帯で展開。5度オフサイドに泣き、PK失敗もあったが、最後の最後に歓喜。リーグ戦におけるホーム鹿島戦で15年ぶりの勝利を飾り、後世に語り継がれる伝説の試合になった。

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A+ランク 浦和(総合評価点:45)

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【担当記者:沖永 雄一郎】
【総評】7戦目にしての今季アウェイ初勝利は、チームにとっても個々にとっても今季ベストゲームとなった。松尾佑介、渡邊凌磨が前線守備に奮闘したことで中盤と最終ラインも狙いを絞りやすくなり、本来の強度がようやく発揮されて相手キーマンを完封。西川周作、石原広教、サミュエル・グスタフソンらも含めて各所で質を発揮し、今後の指針となりそうな一戦だった。

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A+ランク 岡山(総合評価点:45)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:寺田 弘幸】
【総評】立ち上がりから勇敢に攻守を展開して相手に圧力を掛け、後半は守る時間が長くなっても冷静に試合を進めて相手のミスを突き、先制点を奪取。リードしたあとはしっかりと守りを固め、田上大地が負傷交代するアクシデントがあっても組織を乱さず戦い抜き、ファン・サポーターと一丸となって大きな勝利をつかんだ。

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著者プロフィール

Jリーグを中心にお届けする日本唯一のサッカー専門新聞。J1J2全40クラブ番記者の現地取材をもとに迫力あるビジュアルで、全試合のプレビュー、マッチレポート、インタビューなどの特集を配信中。表紙コンビニプリントも好評販売中!

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