【33通りの弾道調整】ミスに強くて低スピン!コブラ「DS-ADAPT X ドライバー」
DS-ADAPT Xの性能と特徴
しかし、シャフトを抜くとネック部分に調整内容が簡易的に記載されており、ある程度の目安にはなります。とはいえ、実際にどのような弾道になるか想像しにくいという声に応え、ヘッドにはQRコードが搭載されています。
これほど複雑な調整機能を持ちながら、非常に分かりやすく設計されている点は素晴らしいと思います。よく考えられていますね。
DS-ADAPT Xを試打した印象
DS-ADAPTシリーズには、MAX-Kという兄弟モデルが存在します。USモデルは10K(10,000の慣性モーメント)を達成していますが、日本モデルはウェイト調整により軽量化されているため、わずかに数値が低いという説明があります。この点からも、日本仕様は振り抜きの良さや扱いやすさを重視したセッティングになっていることがうかがえます。
Xモデルにはそのような軽量化に関する記述はありませんが、実際に振ってみると非常に振りやすいのです。前作の印象があまり残っていません。弾道には前作の特徴である、ヘッドのミスへの強さと低スピンで力強い弾道が確かにありますが、振り抜きやすさが向上しています。
前作の扱いにくさを感じていた方は、ぜひ今作を試してみてください。カチャカチャ(弾道調整機能)を調整せずにそのまま使用しても、振りやすさ、振り抜きやすさを実感できるはずです。
DS-ADAPTシリーズの特徴
一方、9°モデルはパワーブリッジウェイトが前方に配置されており、元々が浅重心設計となっています。そのため、ロフト角以上に弾道に変化が現れると考えられます。
Xは1つのモデルでありながら、ロフト角の違いによって重心位置が大きく異なるため、実質的には2つのモデルと言えるほど、設計が凝っています。
したがって、実質的にはコブラDS-ADAPTシリーズは6つのヘッドモデルがあると言っても過言ではないほど、今回は細部にまでこだわって設計されています。
6つのヘッドモデルに加え、ウェイト調整機能、そして33通りもの調整が可能なカチャカチャ機能により、様々な組み合わせを試すことができます。私自身は、元々が大型ヘッドで深重心のクラブを使用しているため、少し歯がゆい思いがありますが。
DS-ADAPT Xは、どちらかというとややボールがつかまりやすい、ニュートラルよりも少しやさしい印象です。ヘッドスピードが42〜43m/s程度の一般的な男性ゴルファーであれば、まずはXから試打し、ミス傾向に応じてモデルを選ぶと良いでしょう。例えば、右へのミスが多い場合はMAX-D、方向性は安定させたいが多少のバラつきは許容できる場合はMAX-Kを試してみるのがおすすめです。
Xの9°で球が上がりすぎるという方は、相当ヘッドスピードが速いと考えられます。それでもスピン量が多いと感じる場合は、LSを検討するのが良いでしょう。
ぜひ皆さんも試打して、その違いや弾道調整機能の調整幅を体感してみてください。
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