【性能特化型ドライバー】前作からどう進化?コブラ「DS-ADAPT MAX-D/MAX-Kドライバー」を解説
DS-ADAPT MAX-KとMAX-Dの特徴
DS-ADAPT ドライバーの共通テクノロジー
さらに、空力性能を見直し、ヘッド形状を改良。スイング時の空気抵抗を軽減し、振り抜きやすさを向上させるエアロダイナミクス・シェイピングを採用しています。
DS-ADAPT MAX-Dドライバーの特徴
DS-ADAPT MAX-Kドライバーの特徴
MAX-KのUSモデルは慣性モーメントが10Kに達していますが、日本モデルはやや軽量に設計されており、シャフト交換や別売りの10gウェイトを使用することで、10Kを実現できます。
標準仕様では10Kにはわずかに届かないものの、高い慣性モーメントを維持し、優れた直進性を発揮する設計となっています。
MAXの2モデル 試打した印象
各モデルに明確な役割を持たせたことで、より専門性が高まり、性能特化型と言えます。特定の性能に特化しつつも、コブラ製品本来のミスに強いヘッド、深重心設計といった基本性能も持ち合わせています。そのバランスが最も良かったのがMAX-Dだと感じました。
安定した、やや引っかかる弾道で力強いショットを打つことができます。逆に、意図的に弾道をコントロールしようとすると、ヘッドの慣性モーメントの影響で、狙った方向とは異なる場所に飛んでしまうこともありますが、安定したショットを打ち続けるのであれば、右方向へのミスはほとんどありませんでした。より振りやすく、安定性を追求したクラブへと進化していると感じます。
前作のDARKSPEEDは、ヘッド重量が重く、扱いにくい印象がありました。前作にも日本仕様のシャフトはあったと思いますが、今作はより幅広いゴルファーが扱いやすいように進化していると感じます。
コブラ製品らしい特徴として、ヘッドが芯を外してもブレにくい、安定感のある打感があります。トゥ側やヒール側で打っても、狙った方向に打ち出しやすいと感じました。
安定して飛距離を出したい場合は、ロフト角を大きめに設定するのも有効です。特に今回は、『FutureFit33™』による調整幅が広いため、高いアジャスト性能も魅力です。
MAXの2モデルのおすすめユーザー
コブラ製品の元々の強みは、ブレにくさ、つまりPING製品に近い安定性です。また、スピン量が比較的少ないという特徴もあります。
これまでコブラのドライバーに難しい印象を持っていた方も、今回のDS-ADAPTシリーズのXモデルや、今回ご紹介した2モデルを試すことで、そのイメージを払拭できると思います。私自身、実際に試打してイメージが変わりました。
調整幅が広いということは、ゴルファー自身が特別な操作をしなくても、ヘッドの性能を引き出しやすいという利点があります。明確なミスにお悩みの方にとって、これらのクラブは非常に魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。
試打に少し時間がかかるかもしれませんが、弾道調整機能を活用しながらじっくり試すことで、自分に最適な設定を見つけられれば、非常に安定した弾道を繰り返し打てるクラブに仕上がると思います。
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