【J1第8節 番記者通信簿】最上位は“十八番”を披露した川崎F 相対した湘南は最低評価に

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第8節での最高評価は、脇坂泰斗と宮城天がゴールを決めた川崎F。今節も複数得点&無失点という得意のスコアで湘南相手に勝利を収めている。また、脇坂は今季のゴールパフォーマンスをホームで初めて披露した。逆に、湘南は最も低い獲得点数に。次節ではゴールへ向かうアグレッシブさを取り戻し、連敗を抜け出したいところだ。他カードに目を向けると、名古屋と対戦した横浜FMは今季初めて複数得点を許し、完敗を喫している。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク 川崎F(総合評価点:52)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:須賀 大輔】
【総評】90分を通じてほとんどスキを見せることなく、この日も複数得点・無失点と“十八番”のスコアで勝利。開幕戦以来のホーム戦勝利と今季初の連勝を飾った。守備の堅さと安定感は健在で、後半に畳みかけるのも、もう定番の形。キャプテンの脇坂泰斗にホーム初ゴールが生まれたことも、ファン・サポーターを大いに喜ばせた。

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A+ランク 名古屋(総合評価点:46)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:斎藤 孝一】
【総評】システムのミスマッチでオープンな展開になり、お互いにチャンスが多くあった。その中で目指している前からのプレスと早い攻守の切り替えで優位に立ち、特に後半は自分たちが支配する形でゲームを進めることができていた。

A-ランク 神戸(総合評価点:42)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:小野 慶太】
【総評】5バック攻略という大きなテーマに挑んだ試合。ボールを動かしてギャップを作り、正確な位置取りとテンポ感を維持しながらファイナルサードに進入。全体で同じ絵を描いた連動性の高い攻撃を実現した。守ってもGK前川黛也のセーブを含めて、相手のカウンターを制圧。最少スコアの1-0での勝利だが、攻守に戦う神戸らしい試合に。

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A-ランク 京都(総合評価点:41)

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【担当記者:雨堤 俊祐】
【総評】ポゼッションに定評のある柏を相手にボール支配率で上回るなど、“京都が保持して柏が守る”という試合。課題のビルドアップにも向上が見られ、戦前の予想とは逆の展開へ持ち込んだ。一方で最終局面の崩しは精度、迫力を欠き、守備を固める相手に個の力を発揮したとは言い難い。とはいえ、終了直前に追いつく劇的な結末に興奮度は最高潮だった。

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