夜中に目が覚める…やってはいけないNG行動とは?

MELOS -メロス-
夜中にふと目が覚めて、その後なかなか眠れない「中途覚醒」。これが続くと、十分な睡眠が取れず、日中の疲れや集中力低下、ストレスにつながることもあります。

睡眠の専門家で一般社団法人こども睡眠カウンセラー協会代表理事を務める秋山信子さん監修のもと、中途覚醒に悩む人が「してはいけないこと」に焦点を当てていきます。

【MELOS】

1.カフェイン、アルコールを摂りすぎている

カフェインは、覚醒作用が強く、利尿作用もあるため、睡眠の質の悪化が問題です。

効果が半減するまで、かなり個人差があり、2〜8時間ほどかかるため、理想的な摂取時間は午後4時までです。

アルコールも、代謝物アセトアルデヒドによって深い眠りを妨げるため、中途覚醒の大きな原因になります。

2.寝る前に脂っこいものを食べる

胃腸に負担をかける食事は、脂質は消化に時間がかかり、睡眠中も胃腸を過剰に働かせてしまうため、睡眠の妨げになる可能性があります。

また、高脂肪食は睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制し、入眠が遅くなるほか、レム睡眠(夢見る睡眠)が起こる可能性があります。

3.寝る前に刺激的なコンテンツを見る、仕事をする

ブルーライトが脳を刺激し、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制します。寝る前に仕事をしてしまうのも、仕事モード(交感神経の活性化)につながり、覚醒してしまいます。

就寝1時間前からはデジタルデトックスを心がけるか、ブルーライトカットやナイトモードにして、画面の明度を下げ、ゆったりと癒されるコンテンツにしましょう。

ただし、絶対にやってはいけないこととして、双方向なやり取りが発生してしまうSNSやゲーム、刺激的な情報が多いショート動画などは観ないようにしましょう。

4.就寝前の激しい運動

軽いストレッチやヨガにとどめ、寝る90分前には運動を終了させておくことで、副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。

5.昼間にほとんど動かない、デスクワークが多い

日中の活動量を増やすと、ぐっすり眠れる可能性が高くなります。物理的に肉体を疲れさせるのです。

姿勢を正しながら仕事をしたり、かかとの上げ下げ運動など、下半身の筋肉(特にふくらはぎ)を鍛える運動もおすすめです。

6.朝が遅い、長い昼寝をした

毎日の寝る時間や起きる時間がバラバラだと、体内時計が乱れ、中途覚醒を引き起こしやすくなります。

体内時計を整える時に一番意識したいことが、「朝起きる時間をそろえる」ということです。就寝時間をそろえるよりも、起床時間を一定にすると、体内時計が整いやすくなります。
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