【松山英樹プロも愛用】センターシャフトパターの魅力をクラブフィッターが解説!

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センターシャフトパターは、その独特な形状から多くのゴルファーに愛用されており、松山英樹プロが使用して優勝したことでさらに注目を集めています。そこで今回は、クラブフィッターの小倉勇人さんが、センターシャフトパターの魅力からメリット・デメリットについて詳しく解説。センターシャフトパターに興味がある方、パッティングに悩んでいる方は必見です。

今、注目のセンターシャフトパターの魅力

2025年のPGAツアー開幕戦で松山英樹プロが優勝した際に使用していたパターが、スコッティキャメロン「009M センターシャフトツアープロトタイプ」であり、大きな話題となりました。

私もパターが大好きで、特にセンターシャフトのパターを愛用していることから、松山プロのパターについて詳しく調べてみました。

しかし、調べていくうちに、松山プロのパターは、厳密にはセンターシャフトとは言えないのではないかと感じました。他のメディアでは、松山プロが使っているようなパターのことを「ちょっとズレセンターのパター」という表現をしています。

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「少しずれた」センターシャフトパターとはどのようなものか、私が所有している類似品、ベティナルディ「370-Cwパター」を例にご紹介します。

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センターシャフトとは、本来、フェース面の芯にシャフトがまっすぐ取り付けられているモデルのことです。

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このモデルがいわゆるセンターシャフトです。つまり、シャフトの延長線上が、パターのフェース面の芯を指しているモデルを指します。

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このようなパターは、シャフトのみで支えるとフェース面が真上を向き、重心角が0°のフェースバランスとなります。

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松山プロのパターは、センターシャフトのように見えますが、フェース面の芯に対してわずかにずれています。そのため、わずかに重心距離があります。これが、私が「ちょっとズレセンターのパター」と呼んでいる理由です。

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このパターは、シャフトを支えると重心距離があるため、トゥ側が重くなり、ヘッドが垂れ下がります。

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通常のセンターシャフトとは異なるため、別の呼び方をすると混乱を招く可能性があります。ショートスラントとも異なるため、センターシャフトと呼ぶのが一般的ですが、トゥハングの度合いが違うため、性能的には大きく異なります。同じセンターシャフトに見えても、バランスが全く異なります。

センターシャフトのメリット

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センターシャフトのメリットについて、長年愛用している私の考えをお話します。

センターシャフトは、直感的に芯で打ちやすいという点が大きなメリットだと感じています。ストローク中にヘッドがあまり動かず、重心距離が0°であるため、意図的にねじろうとしなければフェースがねじれにくいという特徴があります。

また、自分の感覚とフェース面の向きが一致しやすく、狙った方向に打ち出しやすいという利点もあります。

センターシャフトのデメリット

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デメリットとしては、重心距離が0°であるということは抵抗がないということなので、芯を外した場合にフェース面が動きやすく、ミスショット時に方向や距離がぶれやすいと言われています。

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松山プロも使用している「ちょっとズレセンターのパター」は、トゥ側が重いため、ヘッドが動きやすいという特徴があります。

テークバック時にヘッドが開きやすく、切り返しからフォローにかけては閉じようとする動きが、ヘッドの慣性によって生じます。このヘッドの動きを感じることで、テンポを取りやすかったり、ボールをしっかりと捉えやすかったりするため、ヘッドの動きを感じたいゴルファーには、通常のセンターシャフトよりも使いやすく感じられるかもしれません。

どちらを選ぶかは、好みの問題であり、どのような転がりを求めるかによって異なります。センターシャフトと「ちょっとズレセンターのパター」を打ち比べて、自分に合ったパターを選ぶと良いでしょう。

センターシャフトの選び方

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例えば、オデッセイの「Ai-ONE Square 2 Square パター」(DOUBLE WIDEモデル)も、分類としてはセンターシャフトになります。

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このモデルは、ヘッド自体の重心にシャフトが取り付けられているため、よりセンターシャフトらしい、フェース面の動きが少ない状態です。ただし、完全にゼロではありません。

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ライ角の関係で、スイング時にわずかなフェース面の動きは生じますが、トゥアップバランスに設計されたセンターシャフトパターは、その動きを極力抑えています。つまり、意図的に操作しない限り、フェース面の向きが変わりにくいパターと言えます。

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フェース面の向きを安定させるために、ヘッドの動きを極力抑えたセンターシャフトパターもあります。

センターシャフトのように、シャフトをヘッドの重心点に直接取り付ける形状は、パター特有のものです。ルール上、ドライバーやアイアンにセンターシャフトを取り付けることは禁止されています。

他のクラブとは異なるシャフトの取り付け方をしているため、センターシャフトパターは独特のフィーリングがあります。そのため、他のクラブとは全く違うクラブであるという意識で使うと、センターシャフトのメリットを最大限に活かすことができるでしょう。

アプローチの延長のような感覚でパターを打つと、ヘッドのターンが少ないセンターシャフトは、違和感を覚えるかもしれません。もし、センターシャフトを使いたいけれど、アプローチのようなフィーリングも残したいという場合には、「ちょっとズレセンターのパター」を選ぶと良いでしょう。

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パターが苦手な方や、型にとらわれずに直感的に打ちたい方には、センターシャフトをおすすめします。パッティングが苦手な方が、少し違った刺激を受けるためにも、良いパターだと思います。ぜひ一度試してみてください。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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