日本代表フォルティウスが挑む大舞台 武器は粘り強さ、五輪への思い秘めまずは世界一へ
「17歳から」「12年越し」 それぞれの五輪への思い
サードの小野寺佳歩は船山コーチや今回帯同する小笠原歩コーチらと2014年のソチ大会に出場するも、インフルエンザ罹患で数試合のみの出場にとどまるという苦い経験をした。「成長を証明できる舞台」と彼女は12年間の思いを口にした。
小谷は全所属の富士急時代、2018年に世界選手権には出場してるが五輪はまだ知らない。「恩返しできる機会」と答えた。
チーム最年少の小林は「金メダルを獲得したら人生が変わるだろうな、そう思える大会」と無邪気な笑顔を見せた。
それぞれの思いを抱えてチームは13日に現地入りした。13日には小笠原&船山両コーチ、松井浩二トレーナーも現地で合流。吉村は「いい準備ができ、いい感覚を維持できている」とコンディションについても言及した。持っている戦術と技術を発揮できれば、十分に世界のトップも、その先に控える五輪も狙える位置にいる。
カーラーとしての目標や夢や欲、これまでの道程とそれへの感謝、日本代表としての責任や覚悟。それらすべてを包括しての「世界のトップへ」。まずは12試合、粘り強く戦ってゆく。