J2復帰の大宮ら5チームが開幕2連勝を達成。J1復帰を目指す鳥栖と札幌はよもやの連敗スタートに【マンスリーレポート(2月):明治安田J2】
2連勝を達成したのは千葉、徳島、磐田、秋田、大宮の5チームだ。千葉はいわき、富山に連勝。ともに複数得点を記録しており、小森 飛絢が抜けた穴を感じさせない戦いを披露。一方で守備も2試合連続クリーンシートと安定感を保っており、2009年以来のJ1昇格へ好スタートを切っている。
徳島は藤枝、仙台に勝利した。2試合連続ゴールを記録する新戦力のジョアン ヴィクトルが今後もカギを握りそうだ。1年でのJ1復帰を目指す磐田は水戸、鳥栖を連破した。新戦力の倍井 謙に加え、大ベテランの川島 永嗣も変わらぬ存在感を放っており、J1復帰に向けて順調な滑り出しを見せている。
今治、愛媛に勝利した秋田は今季も強度の高い守備と、縦に速い攻撃が健在。2試合で3得点を記録するエースの小松 蓮の好調ぶりも心強い。J2に復帰した大宮も好スタートを切った。開幕節で山形に勝利すると、2節では甲府に競り勝った。昨季は圧倒的な強さでJ3を制した勢いを今季にもつなげている印象だ。2戦連発中の藤井 一志にも注目が集まる。
大宮とともに昇格した富山は開幕戦で愛媛を下し、11年ぶりにJ2で勝利を手にした
大宮とともに昇格した富山は開幕戦で愛媛を下し、11年ぶりにJ2で勝利を手にした。一方、J2初参戦の今治は1分1敗と初白星は3月に持ち越しとなった。2試合連続でゴールがないだけに、攻撃陣が意地を見せられるか。
昨季は最後まで昇格を争った長崎は、今季も攻撃力は健在ながら、失点の多さが気がかりだろう。昇格プレーオフで涙を呑んだ山形は、開幕2連敗と苦しいスタートとなっている。愛媛も開幕2連敗となり、昨季から13試合未勝利と苦しい戦いが続いている。
この2チームとともに開幕2連敗となったのは、鳥栖と札幌だ。1年でのJ1復帰を目指す2チームがよもやの苦戦を味わっている。
鳥栖は2試合連続で完封負けと得点力不足を露呈。札幌は無得点に加え、2試合で5失点と攻守両面に不安を抱える。ともに新監督を迎えており、新たなスタイルが築かれるまでしばらく時間がかかるかもしれない。
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