高校野球「プレーヤーランキング・23年夏」千葉編 全国屈指の平野に加え、投手歴の浅い2人の急成長右腕も必見
専大松戸の平野は、今春のセンバツで前評判通りの素晴らしいピッチングを披露。夏の大会ではさらに進化した姿が見られるか 【写真は共同】
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10位:押本柊也(3年/銚子商/内野手)
守備範囲の広さと華麗なフィールディングは下級生時代から定評がある。打撃も学年が上がるごとに力強さが増し、今年は3、4番を任されている。チームは秋が1回戦、春が2回戦でともに1点差で敗れた。地元を中心に古豪復活を願っているファンは多い。2005年以来の夏の甲子園へ。攻守走でチームを引っ張る。
9位:谷佳亮(3年/東京学館浦安/外野手)
昨秋は3番を打ち、8強進出に貢献。春は初戦(2回戦、対千葉日大一)で敗退も、この試合で3安打をマークした。小、中はアイスホッケーに打ち込んでいた異色の経歴の左打者は、足も速い。
8位:齋藤悠世(3年/成田/投手)
昨秋は準々決勝(対八千代松陰)、準決勝(対拓大紅陵)と2試合連続で完投するなど、チームを準優勝に導いた。成田にとって16年ぶりに出場した関東大会では、敗れはしたが、この大会に続いてセンバツでも優勝した山梨学院を相手に3失点完投と粘り強く投げた。ノーシードから2010年夏以来の頂点へ。齋藤は腕を振り続ける。
7位:吉田慶剛(3年/専大松戸/捕手)
二塁送球が2秒を切る強肩で、インサイドワークにも長ける。バッテリーを組むエースの平野大地とは取手シニアでも一緒にプレー。当時はともに捕手でレギュラーは吉田だった。夏も平野の持ち味を最大限に引き出しながら、バットで援護する。
6位:篠崎大耀(3年/市船橋/内野手兼外野手)
その強打を買われて1年秋から公式戦に出場し、現在は主将にしてチーム一のポイントゲッター。一塁もしくは右翼を守る 【YOJIJ-GEN】
昨夏の甲子園では7番ライトで全2試合に先発出場。いずれもヒットを放ち、市船橋にとって25年ぶりとなる甲子園での勝利(対興南)も味わった。主将となった昨秋は習志野との2回戦で3ラン2本と大爆発。春は厳しいマークに遭ったが、夏は必ず得点源になって2連覇を果たす。