<国内男子ゴルフ>石川遼が4番プレー後に棄権「ほんとうに申し訳ありません」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【無念の棄権】

「バンテリン東海クラシック」(総額1億1000万円 優勝2200万円) 9月29日ー10月2日 三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)/ 7300yard・par71 ▼30日・2日目

石川遼が、第2ラウンドの1番スタートから4番のプレー後に棄権した。

ラウンド途中にプレーをとりやめるのは、第2ラウンド前に申し出た2019年の「中日クラウンズ」以来、自身2度目。

今朝は9時半からコースに出たが、明らかに本来の状態ではなかった。

スタートの1番でティショットが右に大きく曲がった。リカバリーの2打目はグリーン手前まで運んだが、きわどいパーパットは外した。
2番では、右手前のアプローチを左サイドの刈り込みに外すなどミスが止まらず、ボギーは棄権を申し出る4番まで続いた。

「おとといからちょっと張りがあった」という。
それでも、水曜日のプロアマ戦と、前日の第1ラウンドはなんとかこなしたが、「思ったような動きができなくて。昨日も治療をしたが、悪くなったような感じがしました。ゴルフができるような体の状態ではなくなった」と、症状を説明する間もずっと椅子に両手をつき体を支えていた。

棄権理由は腰痛だが、「足とか、股関節とか、臀部とか…。下半身が凝り固まっているような感じ。動き出しなど、どうやって踏み出せばいいのか…」と、この日は朝から歩くのも困難そうだった。

打間点ではクラブを杖のようにしてそろそろと歩行し、打順を待つ間も芝生に手をつきストレッチをするなど、ラウンド中も懸命に回復につとめる場面があったが、それも限界だった。

「残念です」と、うつむき「しっかりと治さないといけない。少し様子を見て、長引くようなら病院で見てもらいます」と話し、「本当に申し訳ありません」と、頭を下げた。
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