【BOATRACE】近江翔吾が6連勝、ゼロ台スタート7連発で圧巻のG1初優勝! 多摩川ヤングダービー

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 ボートレース多摩川で開催されていたプレミアムG1「第9回ヤングダービー」は、25日12Rで最終決戦となる優勝戦が行われた。ファイナルを制したのはエース22号機とタッグを組んで1枠に乗り込んだ近江翔吾(香川支部29歳)【冒頭の写真は香川勢らとの水神祭後、左から3人目】。2日目から結局6連勝、スタートも7走連続ゼロ台と圧巻の走りだった。

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 優勝戦は進入に動きなく、枠なりの3対3。スタートは1コースから順に05・07・15・12・14・15。スリット付近に勢いがあったのは4カドの羽野直也だったが伸び切るまでの足はなく、インから近江がエース機パワーでグッと伸びて出た。1マークは近江が先制ターン。「舟が浮いてしまって…」とやや漏れ気味の1マークではあったが「エンジンのおかげ」、エース機22号が近江の背中を押した。バックへ向けて力強く舟が返った。

 1番差しの中村日向は艇が泳ぎ、攻めた羽野もその外に艇を回して前までは届かない。近江翔吾のパワー逃げというバック絵図。しかし、近江に食らいついたのは意外なことに仕掛け遅れて2番差しだった末永和也。バックぐいっと伸びて近江と差を詰めると、道中も先行する近江を鋭角なターンと自慢の回り足で追いまくった。

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 だが、その強烈なターンが最後に仇(あだ)となってしまった…。最終ターンで末永のターンはサイドがかかり過ぎて振り込む結果に。ここで近江は逃げ切りを決めて優勝ゴールへ。その後方では、振り込んだ末永に直後を追走していた羽野が接触して末永とともにスローダウン。この突然の出来事の隙間(すきま)をすり抜けて上條暢嵩、仲谷颯仁が2、3着に浮上した。3連単は1-5-6で3790円の16番人気だった。

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 近江翔吾はヤングダービーラストイヤーで、見事卒業Vを達成。デビューから11年と10カ月。通算13回目の優勝で、待望のG1初優勝を果たした。近江は優勝賞金1100万円を加算して、今年の獲得賞金ランキングは3850万円で44位に浮上。来年1月びわこのBBCトーナメントと来年3月平和島のSGクラシックへの出場権利も獲得した。

 「本当にうれしいです。(G1奪取に約12年)時間はかかった方だと思いますが、SGに出るためにやってきたのでうれしい。師匠の河上哲也さんと母には、すぐ電話をしたいです。11月には地元(丸亀)の周年記念もありますし、そこへ向けてリズムを上げていきたいですね」と喜びの胸の内を語った。

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