【BOATRACE】ハイパワー上條暢嵩が初のオール大阪制覇へ 石野貴之、松井繁が迫る 住之江

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 全国各地のお盆レースは佳境に入ってきた。各場で地元レーサーが集結して熱い戦いが展開される中、ボートレース住之江で行われるオール大阪戦は、特にハイレベルだ。大阪支部は選手層が厚く、正月の全大阪王将戦、5月のGWシリーズ・ラピートカップ、そして8月のお盆シリーズ・摂河泉は、大阪支部のトップレーサーが勢ぞろいする。優勝するだけでも名誉なこと。これまでSGダービーを2回制した丸岡正典(今節は出場せず)でさえ、初めてオール大阪を制したのが昨年1月の全大阪王将戦。勝つまでは長かった。

 16日に最終日を迎える今回の摂河泉は、110期・28歳の上條暢嵩【冒頭の写真】が初のオール大阪制覇へ王手をかけた。とにかくモーターの仕上がりが素晴らしい。スリット付近の加速力は強烈。1マーク手前までに勝負を決めてしまうほど、ぐいぐい出ていく。今節は、初日ドリーム戦の2着に始まり、衝撃的だったのは2日目5R。6コースからトップスタートを決めると、迷わず締めて内5艇をのみ込んだ。この勝利で流れを引き寄せ、3日目からは負けなしの6連勝。シリーズは9戦7勝、2着2回と「無双」モードだ。

 上條の5日目準優11Rはインからコンマ05のスタート。2コース北村征嗣がコンマ01まで踏み込んだが、上條は慌てず、1マークまでに外の攻めを止めて先マイ。ターン手前のエンジンブレーキもしっかり利いて、回った後の押しも力強かった。12R優勝戦は、上條がポールポジションの1枠で臨む。枠番、メンバーは次の通り。

<住之江 最終日 12R 優勝戦>
1枠 上條 暢嵩 (大阪支部)
2枠 渡邊雄一郎 (大阪支部)
3枠 石野 貴之 (大阪支部)
4枠 松井  繁 (大阪支部)
5枠 岡村  仁 (大阪支部)
6枠 田中信一郎 (大阪支部)

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 上條は石野貴之【写真上】、松井繁【写真下】、田中信一郎の歴代グランプリ覇者トリオを迎え撃つ。今年の上條は3月大村SGクラシックの優出(2着)で、年末のSGグランプリ出場を視野に入れる賞金ランキング15位。強敵を相手に逃げて賞金加算、そして存在感を見せたい。

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 底力に勝るグランプリ覇者トリオだが、今節はモーターの仕上げに苦労した。賞金9位の石野貴之は納得の動きに達していないが、5日目前半3Rでは強烈なピット離れで3枠からインを奪った。ファイナルでも同じようなシーンがあると不気味だ。また、冷静な立ち回りで迫る賞金27位の松井繁、そして準優10R3着から繰り上がり優出した田中信一郎(2着の西村拓也が不良航法で賞典除外)も、1日かけてパワー出しに全力を注ぐ。
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