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【動画】“バルサの魂”だった闘将プジョル 偉大なカピタンの忘れがたいパフォーマンス

YOJI-GEN
 セビージャのフランス代表DF、ジュール・クンデがバルセロナに移籍した。当初はチェルシー入りが有力視されていた23歳のCBだが、この夏、覇権奪回に向けて大型補強を敢行するバルサが逆転で争奪戦を制した格好だ。

 バルサのCBと聞いて多くのファンが思い出すのは、やはり“闘将”カルレス・プジョルの雄姿だろう。ラ・マシア育ちの偉大なカピタンは、その旺盛なファイティングスピリットと抜群のリーダーシップで2000年代半ばからの黄金時代を支え、バルサ一筋を貫いて14年に引退した。

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 長髪をなびかせながら、どんな時も泥臭く、ひたむきに闘い続けたプジョル。今も伝説として語り継がれているのが、02年10月23日のCLグループステージ、ロコモティフ・モスクワ戦のシュートブロックだ(22秒~収録)。飛び出したGKもかわされ絶体絶命のピンチに、空っぽになったゴール前に立ちはだかると、相手の至近距離からのシュートを胸でブロック。ちょうどその左胸にバルサのエンブレムがあったことで、当時24歳のプジョルはこのプレーをきっかけに、サポーターの間で神格化されていくのだ。

 人格者としての一面が窺い知れるのが、33秒からのシーン。11-12シーズンのラージョ・バジェカーノ戦で5点目を決めたチアゴ・アルカンタラが、ダニエウ・アウベスとともに喜びのダンスパフォーマンスを披露するや、それをすぐにやめさせたのがプジョルだった。「相手チームのサポーターに対して失礼」というのがその理由だ。

 12-13シーズンのリーグ優勝セレモニーでは、肝移植手術の影響でこのシーズン限りで引退するエリック・アビダルにトロフィーを掲げる役目を譲り(55秒~収録)、さらに05-06シーズンのマジョルカ戦では、退場になった相手DFセルヒオ・バジェステロスに顔を叩かれながら冷静さを失わず、飛んできたロナウジーニョを制止してもいる(1分28秒~収録)。

2000年のエル・クラシコで、右SBとしてフィーゴを完封して名を揚げ、その後不動のCBとしてバルサの黄金期を築いたプジョル。腕章がよく似合う真のリーダーだった 【DUGOUT】

 派手さはなかったものの、決してテクニックがなかったわけではない。バレンシア戦での鮮やかなルーレット2連発(39秒~収録)や、01-02シーズンのテネリフェ戦で見せたバイシクルシュート(1分37秒~収録)など、攻撃面でも時折強烈なインパクトを放った。

 エル・クラシコにおいても存在感は絶大だった。敵地でマドリーを6-2と粉砕した08-09シーズンの一戦では、シャビのFKを得意のヘディングで豪快に突き刺している(1分44秒~収録)。

 文字通り“バルサの魂”であり、精神的支柱だったプジョル。彼のような偉大なカピタンの不在を、近年のチームの低迷と結び付けるファンは少なくない。
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