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【動画】「バルサ史上最高の9番」との声も エトーの抜け目ないゴールハンティング

YOJI-GEN
 世界屈指のストライカー、ポーランド代表FWのロベルト・レバンドフスキが今夏、8シーズンにわたって在籍したバイエルンを離れ、バルセロナの一員となった。

 初挑戦のラ・リーガでどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだが、この本格派CFの到来で思い出されるのは、今もなお「バルサ史上最高の9番」と高く評価するサポーターが少なくない、元カメルーン代表FWサミュエル・エトーだ。

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 しなやかな身のこなし、爆発的なスピード、冷静沈着なフィニッシュワーク……。多くの能力を持ち合わせ、チャンスメーカーとしても機能した万能のストライカーは、2000年代半ばから後半のバルサで、天才ロナウジーニョや当時売り出し中だったリオネル・メッシらと、極上のハーモニーを奏でた。

 狭いスペースで相手DFに囲まれても、慌てることが一切ない。07年12月のバレンシア戦でも、メッシの縦パスを足元に収めると、マーカーを剥がして矢のような左足の一撃をネットに突き刺している(0秒~収録)。

 サイドに開きつつ、周囲との連携でエリア内に侵入し、ゴールをこじ開けるシーンが多かったエトーだが、もちろんソリストとしても優秀だった。40秒からの映像は、05年11月のラシン・サンタンデール戦で決めたドリブルシュート。ハーフウェイライン手前から単独で持ち上がると、左のロナウジーニョを囮に、軽やかなステップワークで5人のDFを無力化している。

08-09シーズン開幕前にグアルディオラ新監督から一度は戦力外通告を受けたエトーだが、シーズン30得点のハイパフォーマンスで改めて自らの価値を証明した 【DUGOUT】

 ゴールの匂いをかぎ分ける嗅覚や抜け目のなさも、エトーの持つ大きな魅力だった。その象徴的なシーンが、バルサ入団1年目、04-05シーズンのエル・クラシコで奪った先制ゴールだ(1分11秒~収録)。

 センターサークル内からロナウジーニョが縦に入れたパスはキックミスで、誰もがバルサのチャンスは潰えたと思った瞬間だった。マドリーDFのロベルト・カルロスとGKイケル・カシージャスがボールの処理を譲り合った一瞬の隙を、エトーは見逃さなかった。音もなくロべカルの背後から忍び寄ってボールをかっさらい、無人のゴールにシュートを流し込んだのだ。

 バルサで戦った二度のCLファイナル(06年と09年)でも、いずれもゴールを奪って優勝に貢献するなど、とにかくここ一番で頼りになる背番号9だった。
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