<国内男子ゴルフ>ある日、300y超の飛ばし屋に。高花翔太の突然変異

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【300ヤードの突然変異©JGTOimages】

■選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」6月23日―26日
西那須野カントリー倶楽部 (栃木県) 7036 yard・par72 ▼ 23日(大会初日)

出場マックスの156人枠が用意された選手会主催大会では23歳の黒さき(さきはやまへんに立つ)蓮など初日から、希有なチャンスを生かす選手が続出だ。

12番のイーグルを含む7アンダーの「65」で回り、首位と1差の2位タイにつけた高花翔太(たかはな・しょうた)は、今年のQT161番目の選手。

繰り上げ出場が決まったのは、黒さきよりもっとぎりぎりの開催5日前だった。

黒さき同様に、同週開催のABEMAツアー「大山(だいせん)どりカップ」から、きゅうきょ行き先先変更で、自身2戦目のレギュラーツアーにこぎつけた29歳である。

実は、「サトウ食品」の佐藤元・代表取締役のご長男で、大会運営にも尽力する大裕(だいゆう)さんと同級生というご縁で小学時代から、主催者一家と家族ぐるみのおつきあい。
お互い大学ゴルフ部で活躍し、高花のプロ転向後は少しご無沙汰したが今週は、主催者とプロという立場で久しぶりに再会した。

「このほかにもたくさん試合を開いてくれたり、男子ゴルフを凄く応援してくれている。ありがたい」と、同級生に感謝を伝える好発進にもなった。

千葉県出身。
お父さんの影響でゴルフを始め、法政大学に進んだが、2年時に「プロになりたい」と両親に申し出たところ「日本にいたら遊ぶだろう」と、海外修行に出された豪州で出会ったのがメジャー出場経験もあるプロゴルファーでコーチのオジー・モアさん。

「肩を入れてスイングしろ、と言われたとおりに練習したら、1日で20ヤードも飛距離が伸びた。冗談みたいに聞こえますけど本当なんです」と、脅威の突然変異で一時期は、330ヤードを連発したことも。

「飛距離を武器に、日本に帰ってプロになりました」と、21歳の2014年に転向した。

まだ出場機会に恵まれないが、選手会の主催試合で巡り巡ってきた一発大変身の大チャンス。「まずはシードを獲得して優勝したい。あと3日、少しでも伸ばせるように頑張ります」。
変異したいのは、もちろん飛距離だけでない。
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