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【動画】ついにマドリーを去るベイルの“ボルト級”とも言われた超人的スプリント

YOJI-GEN
 ウェールズ代表FWのガレス・ベイルが、2021-22シーズンをもってレアル・マドリーを退団することが発表された。13年にトッテナムから加入し、その古巣にレンタルされた20-21シーズンを除く8年間、マドリーでプレー。公式戦通算258試合で106ゴールという記録を残し、5度のチャンピオンズ・リーグ制覇など多くのタイトル獲得に貢献した。

 マドリーでのキャリア終盤はケガに悩まされ、またモチベーションの低下も再三指摘されたとはいえ、フットボーラーとしてのポテンシャルは特大。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマとの「BBCトリオ」で一世を風靡した。

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 とりわけ凄まじかったのが、その爆発的なスプリント力だ。今回紹介する動画には、そんなベイルの特別な才能が凝縮されている。

 開始08秒からの映像は、18-19シーズンのジローナ戦で、GKケイラー・ナバスのスローを起点にマドリーがカウンターを仕掛けたシーン。イスコにボールが渡った瞬間、猛然と右サイドを駆け上がるベイルだが、この時の最高時速は34キロと表示されている。追いすがるマーカーをあっけなく振りほどくと、前に出た相手GKの脇を冷静に抜いてみせた。

 さらなる衝撃は、17-18シーズンのレアル・ソシエダ戦で見せたスプリントだ(49秒~収録)。またしてもイスコのロングボールを呼び込み、右サイドを激走。およそ70メートルを走り切ってシュートを決めるのだが、ソシエダのDFケビン・ロドリゲスを抜き去った際のトップスピードは時速35キロを超えていた。当時のスペインメディアは「フットボール界のウサイン・ボルト」と騒ぎ立てたものだった。

マドリーでの終盤は出場機会が激減したが、そのスプリント能力は異次元だった。まだ32歳。新天地でもう一花咲かせてほしいものだ 【DUGOUT】

 トッテナムから加入1年目の13-14シーズンのコパ・デル・レイ決勝では、宿敵バルセロナを沈める超人的なゴールも奪っている(1分07秒~収録)。

 左サイドでファビオ・コエントランの縦パスを受けた当時24歳のベイルは、カバーに入った相手CBマルク・バルトラの背後にダイレクトでボールを弾くと、ピッチの外側を走ってそれに追いつき、最後はGKホセ・マヌエル・ピントの股下を抜く。85分という試合終盤に見せたスプリント力はもちろん、バルトラの“ハンドオフ”にも動じないフィジカルの強さも際立った。

 結局これが決勝点となって、マドリーは3シーズンぶりにコパ・デル・レイを制覇。ベイルのゴールが決まった瞬間、ピッチに崩れ落ちるバルサの選手たちが、その衝撃の大きさを物語っている。

 残る3つのゴールシーンからもベイルの異次元のスピードが伝わってくるが、マーカーを抜き去った後のシュートの正確さも特筆に値するだろう。
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