【Monday パ】開幕スタート遅れるも......眠れる大砲が量産体制! 〜May. 4th week〜

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「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信しています。毎月第○月曜日の数字にちなんでピックアップした情報をお届けします。各週毎のテーマは以下の通り。

第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍のネクストブレイク選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編! 内容はお楽しみに

 5月第4月曜日の今日は、ホームランを特集。前半では、開幕スタートこそ遅れたものの、徐々に調子を上げてきた3選手をピックアップします。(以下、成績は5月23日現在)

中村剛也「ミスター超え」の通算445号! 昨季の本塁打王も調子を上げる

○埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手

 今季は開幕から調子が上がらず、4月終了時まで「0」本塁打だった中村剛也選手に当たりが戻ってきた。5月5日の千葉ロッテ戦で今季1号をマークすると、5月13日の東北楽天戦で「ミスター」こと長島茂雄氏の通算444本塁打を上回る445本塁打を記録し、本塁打数は歴代14位に。翌日の試合でも2試合連発となる第4号を放つなど、キレを取り戻してきた。

○千葉ロッテマリーンズ・マーティン選手

 マーティン選手も開幕から打率1割台を記録し続ける不振に直面。本塁打も昨季27本放った姿は影を潜め、4月終了時まではわずかに1本だった。しかし潮目が大きく変わったのは、18日の東北楽天戦。延長10回裏に酒居知史投手から豪快なサヨナラ本塁打を放った。すると翌19日には2試合連続弾を記録。21日の福岡ソフトバンク戦でも今季4号となるアーチをかけ、「YES!マーティン」が笑顔とともに帰ってきた。

○オリックス・バファローズ 杉本裕太郎選手

 昨季の本塁打王・杉本裕太郎選手はここまで2本塁打、打率.159と、苦しい結果となっている。4月下旬には新型コロナウイルス感染で二軍落ち。暗いニュースが多かったが、一度リセットして復帰したここ数試合は復調の兆しを見せる。現在4試合連続安打、2試合連続打点を記録中。21日の東北楽天戦ではおよそ1カ月半振りの今季2号も放っている。この流れで交流戦に入り、たくさん拳を掲げたい。

14本塁打の山川穂高が他を圧倒。パ・リーグの本塁打ランキング

 後半では現在の「パ・リーグ本塁打ランキング」をまとめます。

【パ本塁打ランキング】
1位 山川穂高選手 108打数36安打 14本塁打、打率.333
2位 アルカンタラ選手 115打数26安打 7本塁打、打率.226
2位 万波中正選手 108打数24安打 7本塁打、打率.222
2位 柳田悠岐選手 112打数30安打 7本塁打、打率.268

 現在パ・リーグの本塁打キング・埼玉西武の山川穂高選手はここまで14本塁打をマーク。5月8日以降本塁打が生まれていないものの、6試合連続安打を記録するなど打率は3割を超えており、調子は決して落ちていない。自身通算200本塁打まであと「9」本と迫るなか、交流戦でどのような活躍を見せるのかに注目したい。

 2位には北海道日本ハムからアルカンタラ選手、万波中正選手、福岡ソフトバンクから柳田悠岐選手が「7」本で並ぶ。中でも北海道日本ハムの万波選手は、18日のオリックス戦で3安打2ホーマー5打点と大暴れ。月間打率は3割ジャスト、守備でも強肩を生かして躍動している。チームも直近10戦で7勝3敗と、ともに成績は右肩上がり。まさに上位進出を狙う、チームのキーマンと言えるだろう。

今週からは交流戦! パ・リーグ見どころ

 先述の通り、北海道日本ハムが直近10試合7勝と投打がかみ合っている。5位・千葉ロッテも首位・東北楽天、2位福岡ソフトバンクとの2カードをともに勝ち越し、上位との差を詰めた。一方で、その東北楽天は調子が戻らず。首位はキープしているものの、4カード連続負け越しとあって心機一転、巻き返しを図る。

 今週から交流戦がスタートする。データが少ない相手、慣れないDH無しでの戦いなど、チーム力がまさに問われる局面。流れを手繰り寄せるべく、一丸となって交流戦に挑む。昨季は12年ぶりにセ・リーグに勝ち越しを許したが、今季は再び「実力のパ」を見せつけられるか。

文・小野寺穂高
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