ギリシャ・スーパーリーグ・プレーオフ・ラウンド10回戦、PAOKはトンバ・スタジアムでパナシナイコスと対戦した。勝ち点1差の3位パナシナイコスとの直接対決となった。

　試合が動いたのは前半14分、A.ジヴコヴィッチのFKに大外のインガソンが頭で折り返し、ニアサイドに走りこんだシュヴァーヴが押し込み貴重な先制点を獲得した。

　21分、右サイドでボールを貰ったリラツィスがクロスをシヂクレイが頭で合わせるもGKが弾いた。こぼれ球をアクポムが押し込み序盤に2点をリードした。

　パナシナイコスは36分、左サイドでヴィタウがPAOK守備陣を引き付けて右サイドへ展開する。ペナルティエリア内でフリーになったハツィギオヴァニスがコントロールショットを狙うも枠には入らなかった。

　序盤の2ゴールで試合を優位に進めたPAOKは前半を2‐0で折り返した。

　63分、PAOKのCKを跳ね返したパナシナイコスはクリアボールを拾ったカルリートスがボールを運ぶ。カルリートスのスルーパスに後方から走りこんだアレクサンドロプトスが反応するもパナシナイコスが飛び出して対応した。

　74分、高官から投入されたエル・カドゥーリが仕掛けて中央へ折り返す。エリア内でフリーになったシュヴァーヴがシュートを放つも力が入り、枠外となった。

　得点が欲しいパナシナイコスは85分、ショートカウンターからラッツァーリがファーサイドに狙ったシュートは上手くコントロールできなかった。

　PAOKが序盤の2ゴールを守りきり、3位パナシナイコスとの直接を制した。この結果、PAOKはギリシャ・スーパーリーグ2021‐2022シーズンを2位で終えた。