ムエタイ世界王者スーパーレック、対戦する内藤大樹に「ヒジが当たれば流血も。チャンスあればKO狙う」

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【ONE Championship】

 5月20日(金)、シンガポール・インドアスタジアムで開催される『ONE 157』にてフライ級ムエタイ世界グランプリが開幕。その1回戦(準々決勝)で、日本を代表する内藤大樹(26=Bell Wood Fight Team)と対戦するスーパーレック・キアトモー9(26=タイ)が、大会前のインタビューで現在の心境を語った。

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スーパーレックは現在ONEのムエタイとキックボクシングの両部門でランキング2位につけるタイの強豪選手。ムエタイでは世界王者のベルトを既に4本も持つが、2019年2月から参戦するONEではまだベルト獲得には至っていない。

スーパーレックは「ワールドグランプリに参加できてうれしい。しかも、自分が得意とするムエタイルールだ。このトーナメントで高い技術力を見せることができる最高のムエタイ戦士の一人だと思う。心底ベルトが欲しいと思っているし、この歴史的なワールドGPで成功したい」と強く意気込む。

現世界王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)を筆頭に、世界トップ選手が集結した過酷なトーナメントだが、スーパーレックが臆する様子は微塵もない。
「(自分の優位な点は)タフさと粘り強さだ。トーナメント出場選手に強いファイターがいることは認めるが、タフさという点では自分のそれとは比べ物にならない。殴られて痛みを感じている姿を見せてしまう選手もいるが、自分はそうしない」と、そのタフさをアピール。
続けて「このワールドGPで自分が使う武器は蹴りとヒジの2つだけだ。この2つは抜きん出ているから、相手は油断しているとKOされるかもね」と自身満々だ。

対戦相手の内藤については「研究のために、ペッダム戦(内藤が判定2-1で勝利/2021年9月24日)、ジョナサン・ハガティー戦(内藤が判定0-3で敗北/2020年12月4日)の2試合を観た。蹴りが、中でもローキックが得意なんだと思う。ムエタイのスタンスもいい。しかし、ディフェンスについてはあまり良い印象はない。相手のパンチをもらう隙があることも多い」と、内藤の長所と短所を既に分析済み。

その上で「(内藤の)これまでの戦いの内容は良いとは思うが、それでも自分は(内藤を)圧倒できると信じている。心配はしていない」といい、「この試合に向けてヒジを磨いてきた。これが当たれば流血もあるだろう。チャンスがあれば、KOも狙う」と、KO勝利の可能性を示唆した。

果たして、内藤はこのムエタイ強豪スーパーレックを破り、過酷なトーナメント初戦を突破できるのか。
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