セレッソ大阪【ルヴァンカップ第6節 大分vs.C大阪】チーム全体の底上げ、若き力の台頭。勝利とともに、今後の活性化にもつなげたい最終節

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【CEREZO OSAKA】

明治安田生命J1リーグ第13節・名古屋グランパス戦から中3日、セレッソ大阪は、再びアウェイに乗り込み、大分トリニータとのJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第6節に挑む。ここまで3勝1分1敗の勝点10を獲得しているセレッソは、Aグループの2位以上が確定。最終節を前に、すでにグループステージ突破を決めている。ただし、名古屋戦の敗戦を払拭し、中2日で迎える“大阪ダービー”に弾みをつけるためにも勝利のみが求められる一戦だ。

「明日は、日々、チームの勝利のため、自身の成長のために素晴らしい姿勢で練習に取り組んでくれている選手にチャンスを与えたい。そういった選手たちと、試合後に勝利を喜び合いたい」と試合前日に話したのは小菊昭雄監督だが、スタメンは名古屋戦から大幅な変更が予想される。「リーグ戦に出られていない選手にとっては、ここで結果を出すことによって、新たな競争も生まれる。そういった面で、アピールは大事」と意気込みを述べたのは山下達也。開幕前のケガで出遅れてしまったが、宮崎キャンプでの練習試合では鬼気迫るプレーでチームを引っ張っていた背番号23。今節、出場すれば今季初、さらにはセレッソ復帰後初となる。「(明日は)自分のできることを精一杯、戦う姿勢を見せたいと思います」と個人としての抱負を語った。

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また、左腓骨骨折からの復帰を目指す喜田陽も、明日は出場すれば今季初。そうした彼らを含め、今節は出場機会に飢えている選手たちの思い切ったプレー、チームを底上げするプレーで勝利を掴み取りたい。2種登録の高校2年生、石渡ネルソンのメンバー入りも小菊監督は明言。そうした若い力の台頭にも期待したい一戦だ。

ポジション別に見ると、注目はFWか。0-1で敗れた直近の名古屋戦も、後半から出場したアダム タガートに北野颯太と負傷明けの選手たちが躍動し、チャンスに関わったことは大きな収穫。上門知樹もリーグ戦では6試合ぶりにプレーした。ここまで軸としてプレーしてきた山田寛人、加藤陸次樹、前節こそ欠場したが、調子を上げているブルーノ メンデスと、FW陣の競争は激しさを増している。誰が出るにしても、公式戦でゴールを奪い、チームを活性化させていきたい。ボールを握って後ろから組み立ててくる大分に対し、前からの守備という部分でも、今節、FWに求められる役割は大きい。

グループステージ突破は決めているが、決して“消化試合“ではない今節。「明日は絶対に勝って、(開幕前に)掲げた勝点12という目標をクリアしたい」と小菊監督。また、この試合を終えると、次は中2日でリーグ戦での“大阪ダービー”が控えている。一体感を高めて週末の大一番に臨むためにも、チーム全員の力でルヴァンカップのグループステージ最終節を勝利で飾りたい。
(文=小田尚史)
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