連載企画開始!ワーナー・ディアンズ2023ワールドカップへの挑戦(2)

東芝ブレイブルーパス東京
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ワーナー・ディアンズ選手(LO)インタビュー「ドミネートできるようなタックルやキャリーができれば良い」

ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1のリーグ戦では終盤の6連勝を遂げて4位となり、東芝ブレイブルーパス東京はプレーオフに駒を進めた。ワーナー・ディアンズ選手はLOとしてその6試合全てに先発出場し勝利に貢献した。

連載企画「ワーナー・ディアンズ2023ワールドカップへの挑戦」2回目の今回も今シーズンの戦いについてのインタビューをお届けします。日本代表としてワールドカップ出場を目指すことを公言するワーナー・ディアンズ選手のプレーオフでのプレーにもぜひご注目下さい。
Q.今シーズンは第2節で右肩で相手の首から顎にかけてコンタクトという違反による危険なプレーで出場停止になってしまったことがありました。
A.その後はやはり低いタックルを意識するようになりました。高校の時は低いタックルが意識してできていたのですが、リーグワンになって低いタックルがあまりできていなかったので、そこのスキルを思い出して低いタックルを再度意識するようになりました。

Q.高校の時に意識してできていたことが、プロになってできなくなってしまった理由は何かあるのでしょうか?
A.コンタクトエリアに対する自信が、最初の方はあまりなかったので、そのような変なタックルをするようになってしまっていたのではないかと思っています。

Q.その出場停止期間とは別に、ベンチに入らない試合がありました。それには何か理由があるのでしょうか?
A.GR東葛戦はチームのローテーションの関係で、出場しませんでした。他の選手が試合に出て、レストを取るようなかたちになっていました。

Q.出場停止期間含め試合を見ていて感じたことは?
A.やはりもっと僕も頑張らないといけないとあらためて感じました。シオネ(LO、シオネ・ラベマイ選手)が出ていて、すごい強いボールキャリーをしていたんですよね。そこで、僕もそんなボールキャリーをしたいと考えていました。梶川さん(LO、梶川喬介選手)はワークレートが高いプレーヤーなので、僕もワークレートを上げた方が良いと思って試合を見ていました。

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Q.チームの中での自分の役割について変化は?
A.最近は僕がラインアウトのコーラーとなっていることがあります。それは初めてのことだったので、特にラインアウトを意識していました。

Q.ラインアウトというとやはり体の大きさは強みでしょうか?
A.高さは強みだと思っているのですが、まだちょっと細いかなと思っていますね(笑)。

Q.それでも高校の時よりも8キロ体重が増えたと聞きました。もっと増やしたいのですか?
A.それくらいは増えていますね。今の体重がかなり良い感じなので、筋肉を増やして脂肪を減らしたいとは思っています。

Q.そのために気をつけていることなどはありますか?
A.タンパク質としてプロテインを多めに取ることは意識しています。それくらいですかね。

Q.ご自身がこれから頑張らなければいけないと考えていることは何でしょうか?
A.最近はワークレートが上がってきていて、一つひとつのプレーのクオリティを上げたいと思っています。タックルだったら、もっと強く、相手を止めるタックルをしたいですし、キャリーだったら、もっと前に出る意識を持ちたいです。ドミネートできるようなタックルやキャリーができれば良いです。

Q.チーム内で尊敬する選手はどなたですか?
A.いっぱいいますね(笑)。リーチさん(FL、リーチ マイケル選手)や、シオネはキャリーがすごいですし、タックルだったらマット・トッド選手(FL)とか徳永さん(NO.8、德永祥尭選手)とか、良いタックルをしている選手がいっぱいいて人としても尊敬しています。

Q.ロックを組む相手によって感覚が変わることはあるのでしょうか?
A.あまりないのですが、シオネと一緒にやったら、シオネがすごくボールキャリーをするので、僕があまりボールキャリーをしなくなります(笑)。この前の神戸S戦で、ゴール前でボールキャリーをしようとしたら、シオネに「外に行って、外に行って!」と言われて、結局彼がボールキャリーをしていました(笑)。それくらいですかね。シオネが入ってきたら、僕のボールキャリーの回数が減ることくらいで、それ以外はあまり誰と組んでも変わらないですね。

Q.本当はシオネ選手がいてもボールキャリーをしたいのですか?
A.そうですね。そうなんですけど、シオネの方が強くて、それはチームのためなので(笑)。

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Q.プロ1年目ということでのプレッシャーは感じますか?
A.プレッシャーはあまり感じないですね。チームがサポートしてくれているので、ミスをしても次のプレーに集中するということを考えることが出来ています。その面でプレッシャーは感じていないです。

Q.今シーズン残りの試合の意気込みを教えてください。
A.残りの試合でちゃんとチームのために、自分の仕事をやって、ハードワークでボールキャリーやタックルをしっかりとできたら良いと思っています。

Q.プレーオフについて最後に聞かせてください。
A.(リーグ戦中は)その週の試合に集中していたので、あまりプレーオフのことなどは考えていなかったです。次の試合に勝って、次も、その次も、1試合1試合を集中してやっていきたいと思って戦っていました。
(プレーオフ進出が決まり)今日この日までたくさんの経験をさせていただきましたし、私自身にとっても本当に素晴らしい1年目のシーズンだったので、プレーオフトーナメントで初めてプレーできることをとても楽しみにしています。

(ライター / 内海 日和)
<次回に続く>
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著者プロフィール

東芝ブレイブルーパス東京はジャパンラグビーリーグワン(Division1)に所属するラグビークラブです。日本代表のリーチマイケル選手や德永祥尭選手が在籍し日本ラグビーの強化に直接つなげることと同時に、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして活動し、地域と共に歩み社会へ貢献し、日本ラグビーの更なる発展、価値向上に寄与して参ります。

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