スタッツ分析:ラ・リーガ・サンタンデール第37節

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今節の注目カード:アトレティコ対セビージャ

今季を通して上位争いを繰り広げてきたこの2チームは、選手のポジショニングにおいて異なる特徴を持っている。セビージャはポゼッション時にフィールドプレーヤー10人が占めるピッチ上の面積(TEAM SPACING)がラ・リーガ・サンタンデールで最も広い。逆にアトレティコ・マドリーは非ポゼッション時にリーグで4番目にコンパクトな配置で守備ブロックを形成している。

他のスタッツではいくつかの共通点も見て取れる。その1つは1ゴールを奪うために要したシュート本数で、アトレティコはリーグ最少の平均7.2本、セビージャは同3位の7.7本で1ゴールを手にしている。

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今節の注目監督:ウナイ・エメリ

ウナイ・エメリがフットボール界に残してきた功績はたくさんあるが、ここではスタッツの面からビジャレアルの特徴を分析したい。ポゼッションの質の高さはエメリ率いるチームの強みの1つ。セビージャに次いで広いポゼッション時のTEAM SPACING(平均1102平方メートル)、リーグ4位のチャンスにつなげたポゼッションの回数(1試合平均4.5回)などに表れている。

またシュートにつながるコンドゥクシオン(運ぶドリブル。リーグ3位の1試合平均3回)、1ゴールを挙げるのに要したシュート本数(同4位の平均7.8本)などからは、攻撃陣のプレー精度の高さが見て取れる。

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今節のキープレーヤー:ルイス・スアレス

ここまでグラナダでチーム2位の8ゴールを挙げているルイス・スアレスは、ゴール以外の部分でもアイトール・カランカ監督率いるチームに不可欠な役割を果たしている。リーグ4位のトップスピード(最高時速35.3キロメートル)を誇る彼の快速は攻撃面で大きな武器となっており、時速28キロメートル超のスプリントを1試合平均4.6本も繰り返している。

だがスアレスの本当の凄さはそのスピードと技術を組み合わせたプレーにある。リーグ4位の22本を放ったコンドゥクシオンからのシュートはその代表例であり、レガテ(かわすドリブル)もチーム2位の1試合平均2.5回を数える。

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