【動画】マンCが魅せたパス44本の崩し 仕留めたのはハーランドの“直系の先輩”
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そんなギュンドアンにとって、いやマンCの指揮官ペップ・グアルディオラにとっても忘れがたい試合の1つが、プレミアリーグ連覇を達成した18-19シーズンの第12節、ホームでのマンチェスター・ダービーではないだろうか。
12分にダビド・シルバ、48分にセルヒオ・アグエロのゴールで2-0とリードしたマンCだったが、58分にマンチェスター・ユナイテッド(マンU)のアントニー・マルシャルにPKを決められ、1点差に迫られる。
それでもペップ体制3年目で戦術理解が深まり、ピッチに立つ11人全員が崩しのイメージを共有していたマンCは、86分に圧巻のゴールでジョゼ・モウリーニョ率いる宿敵を突き放す。
始まりは、ロメル・ルカクからボールを奪取したフェルナンジーニョのチャージだった(08秒のシーン)。ここから最終ラインの4人も絡みながら、パスがつながること実に44本。マンCの洗練されたパス&ムーブ、掴みどころのないオフ・ザ・ボールの動きに翻弄され、マンUの守備陣は寄せようにも寄せきれない。
フェルナンジーニョを起点にパスを回しながら、どうにか綻びを見つけ出そうとするマンC。そこから突如として縦方向にスイッチを入れたのが、ギュンドアンだった(1分07秒からのシーン)。バイタルエリアまでドリブルでボールを運ぶと、エリア内に侵入したラヒーム・スターリングにスルーパス。相手DFに囲まれたスターリングが、右サイドに開いていたベルナルド・シルバに一旦ボールを下げる。そこからラストパスとなる正確なクロスが供給される。いつの間にかゴール前に入り込み、ネマニャ・マティッチの背中を取っていたのは、ふたたびギュンドアンだ。左足の美しいトラップから、難なくGKとの1対1を制している。
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