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【動画】マンCが魅せたパス44本の崩し 仕留めたのはハーランドの“直系の先輩”

YOJI-GEN
 5月10日、ドルトムントのノルウェー代表FW、アーリング・ハーランドのマンチェスター・シティ(マンC)への移籍がクラブ間合意に至った。2020年1月にRBザルツブルクから加入したドルトムントで、ここまで公式戦88試合・85得点と驚異的なペースでゴールを量産してきた21歳の怪物が、来シーズン、いよいよプレミアリーグの舞台に立つ。

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 ドルトムントからマンCへの移籍で、ハーランドにとっていわば“直系の先輩”にあたるのが、16年夏にマンCの一員となったイルカイ・ギュンドアンだ。高精度のキックとここ一番での勝負強さ、さらにはアンカーや偽9番など複数ポジションに対応する器用さを武器に、31歳になったドイツ代表の攻撃的MFは、6年目の今シーズンもいぶし銀の輝きを放っている。

 そんなギュンドアンにとって、いやマンCの指揮官ペップ・グアルディオラにとっても忘れがたい試合の1つが、プレミアリーグ連覇を達成した18-19シーズンの第12節、ホームでのマンチェスター・ダービーではないだろうか。

 12分にダビド・シルバ、48分にセルヒオ・アグエロのゴールで2-0とリードしたマンCだったが、58分にマンチェスター・ユナイテッド(マンU)のアントニー・マルシャルにPKを決められ、1点差に迫られる。

 それでもペップ体制3年目で戦術理解が深まり、ピッチに立つ11人全員が崩しのイメージを共有していたマンCは、86分に圧巻のゴールでジョゼ・モウリーニョ率いる宿敵を突き放す。

 始まりは、ロメル・ルカクからボールを奪取したフェルナンジーニョのチャージだった(08秒のシーン)。ここから最終ラインの4人も絡みながら、パスがつながること実に44本。マンCの洗練されたパス&ムーブ、掴みどころのないオフ・ザ・ボールの動きに翻弄され、マンUの守備陣は寄せようにも寄せきれない。

 フェルナンジーニョを起点にパスを回しながら、どうにか綻びを見つけ出そうとするマンC。そこから突如として縦方向にスイッチを入れたのが、ギュンドアンだった(1分07秒からのシーン)。バイタルエリアまでドリブルでボールを運ぶと、エリア内に侵入したラヒーム・スターリングにスルーパス。相手DFに囲まれたスターリングが、右サイドに開いていたベルナルド・シルバに一旦ボールを下げる。そこからラストパスとなる正確なクロスが供給される。いつの間にかゴール前に入り込み、ネマニャ・マティッチの背中を取っていたのは、ふたたびギュンドアンだ。左足の美しいトラップから、難なくGKとの1対1を制している。

実に44本ものパスをつないだ崩しを、ゴールに結実させたのがギュンドアン。来季は古巣のドルトムントから加入する大器ハーランドの指南役としても期待だ 【DUGOUT】

 ハムストリングの故障で、リーグ戦は6試合ぶり、しかも75分からの途中出場だったギュンドアン。それでも何食わぬ顔でゲームの流れに乗ると、フィールドプレーヤー10人でつないだ44本のパスのうち、エメリック・ラポルトと並ぶチーム2位タイの6本のパス(1位はフェルナンジーニョの7本)を通してみせた。
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