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【動画】カカがミランで放った眩い輝き ダイナミズム溢れるプレーで一時代を築く

YOJI-GEN
 ミランのセリエA優勝が現実味を増してきた。残り3節の現時点で、2位のインテルに勝点2差をつけて首位に立っている。このまま逃げ切れば、2010-11シーズン以来のリーグ制覇を果たすことになる。今季は8シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)にも出場。グループステージ敗退に終わったものの、長く続いた低迷期を抜け出しつつあるのは確かだろう。

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 ミランがまだ欧州レベルで戦える競争力を有していた2000年代後半、チームの象徴と言える存在だったのがカカだ。ブラジル出身の攻撃的MFは、03年夏に母国の名門サンパウロからミランに加入。08-09シーズンまで6年間在籍し、スクデット1回、CL優勝1回などのタイトルをもたらした。09年夏に移籍したレアル・マドリーでは、股関節や膝の故障の影響で本来のスピードとキレを失い、思うようなパフォーマンスを見せられなかったが、ミラン時代のカカは真のワールドクラスだった。

 大きな魅力だったのがその推進力。ボールを持てばゴールに向かってグイグイ突き進み、得点にアシストにと決定的な仕事をした。スピードとダイナミズムに繊細な技術も持ち合わせ、FWのように高頻度でフィニッシュに絡む多才なアタッキングMFだった。

 ミランでプレーした6シーズンで、セリエAでは二桁得点を4度記録。CLでは06-07シーズンに10ゴールを挙げ、ディディエ・ドログバ(チェルシー)、ルート・ファン・ニステルローイ(R・マドリー)といったストライカーを差し置いて得点王に輝いた。

 6秒から収められている最初のゴールシーンのように、ドリブルで自ら持ち込み、ペナルティエリア手前や少し入ったあたりから撃ち込むシュートを得意としたが、05-06シーズンのユベントス戦のボレー(13秒~収録)のようなアクロバティックなシュートも少なくなかった。敬虔なクリスチャンとして知られ、天空を見上げながら両手の人差し指を上に向けて神に感謝するゴールセレブレーションはカカの代名詞とも言えるだろう。

ミランには通算7年間在籍。特に2000年代後半には押しも押されもしない攻撃の核として君臨し、07年にはバロンドールに輝いた 【DUGOUT】

 レアル・マドリーで4年を過ごした後、13-14シーズンにミランに復帰して1年間プレー。かつてほどの支配力は示せなかったが、左サイドから内に切り込んでファーに決めた第10節ラツィオ戦でのゴール(40秒~収録)のように、全盛期を想起させるダイナミックなプレーも時折見せた。
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