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【動画】レフティ3人とセードルフの四重奏 マドリーの名手たちが織り成す美しい連係

YOJI-GEN
 新旧のクラブのシンボルであるパコ・ヘント(1953~71年に在籍)とラウール(94~2010年に在籍)をはじめ、レアル・マドリーにはその長い歴史のなかで多くの左利きの名プレーヤーがいた。近年では、マルセロやメスト・エジル、アンヘル・ディ・マリア、ガレス・ベイルらが代表格だろう。

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 1996-97シーズンのラ・リーガ第11節、バレンシア戦では3人のレフティが魅せた。フェルナンド・レドンド、ロベルト・カルロス、そしてダボル・シュケル。左利きの3人の名手が、クラレンス・セードルフとともに美しい連係を奏でてゴールを陥れた。

 そのゴールが生まれたのは60分。マドリーは開始9分に先制を許したものの、シュケルの2ゴールで前半のうちに逆転に成功する。そして、60分の鮮やかなゴールで突き放すのだ。

 起点となったのはボランチのレドンド。左サイドで敵と競り合いながらパスカットすると、奪ったボールをライン際のR・カルロスに一旦預けた後、リターンパスを受けて視野を確保する。

 攻撃を加速させたのはセードルフとR・カルロスだ。レドンドからの縦パスを正対して受けたセードルフが、ワントラップして少し時間を稼いでから、ライン際を駆け上がるR・カルロスに合わせてヒールキックで敵の背後にボールを送り込む。

 ゴール前には3人のDFがいたが、フリーでボールを受けたR・カルロスとニア側のプレドラグ・ミヤトビッチに注意が向かい、ファーサイドには大きなスペースができていた。R・カルロスはペナルティエリアに入ったところで、そのスペースにグラウンダーのラストパスを送る。そこへ走り込んだのはシュケル。この日すでに2点を挙げていたクロアチアの点取り屋は、スライディングして左足の足先でボールを押し込んだ。

シュケルはこの60分のゴールでシーズン2度目のハットトリック。マドリー加入1年目にして、シーズン通算ではリーグ3位の24得点をマークした 【スポーツナビ】

 R・カルロスがボールを受けた時点で勝負はあっただろう。ブラジルの左ラテラウはほぼノープレッシャーでゴール前にボールを送れたし、バレンシア守備陣は急加速した攻撃に対応できずゴール前のマークがずれた。

 マドリーは74分にも加点。終了間際に1点を返されたものの、この試合を4-2でモノにした。
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