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【動画】パパンの代名詞は右45度からの右足 アンリも掴めなかった栄誉に浴した点取り屋

YOJI-GEN
 フットボール界で最も権威のある個人賞、バロンドールを受賞したフランス人プレーヤーはこれまでに4人いる。そのうち3人はフランスの3大レジェンドと言われるMF、レイモン・コパ、ミシェル・プラティニ、ジネディーヌ・ジダンだ。そして、残る1人がジャン=ピエール・パパン。ストライカーでは唯一の受賞者で、ワールドカップの1大会における最多得点記録を保持するジュスト・フォンテーヌも、さらにティエリ・アンリも手が届かなかった栄誉を1991年に掴んでいる。

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 名前の頭文字を取って「JPP」の愛称で親しまれたパパンは、生粋の点取り屋だった。全盛期はマルセイユ時代。フランス随一の人気クラブに86年夏に加入すると、2年目の87-88シーズンから5シーズン連続でリーグ得点王に輝いた。

 パパンの代名詞だったのが、右45度からのシュートだ。右寄りの位置から右足で放つシュートは百発百中と言えるほど精度が高かった。身長176センチとそれほど大きくはなく、身体能力が特別高かったわけでもないパパンがゴールを量産できたのは、「右45度からの右足」という絶対的な型を持っていたからだろう。

 クロスに右足ボレーで合わせた動画冒頭のゴールや、続いて収められている90-91シーズンのボルドー戦のゴール(5秒~収録)のように、浮いたボールを的確にミートしてネットを射抜くこともできたし、88-89シーズンのフランスカップ決勝(対モナコ)でのゴール(52秒~収録)のように、ドリブルから右に持ち出してファーサイドに蹴り込む形も得意とした。

その後移籍したミランやバイエルンでは本領を発揮したとは言い難いが、6シーズンにわたってプレーしたマルセイユ時代のパパンは紛れもなく世界最高のストライカーの1人だった 【DUGOUT】

 パパンの右足は、フランス国内だけでなくチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)の舞台でも火を吹いた。同大会では89-90、90-91、91-92と3シーズン連続で得点王を獲得。特に90-91シーズンには、準々決勝で当時最強と謳われたミランを下すゴールを決める(42秒~収録)など、エースとして優勝の立役者となった。フランスのクラブがヨーロッパの頂点に立ったのは、後にも先にもこのシーズンのマルセイユだけだ。
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