【動画】名手フィーゴの極上ドリブルスキル 代名詞はシザースフェイントと深い切り返し
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その最大の武器が、当時世界最高峰と呼ばれたドリブルスキルだった。決してスピードがあったわけではないが、体幹の強さに裏打ちされた巧みな重心移動でマーカーを手玉に取った。代名詞と言えるのが、シザースフェイントと深い切り返しだろう。
04年に銀河系軍団の一員として来日し、東京ヴェルディと対戦した時の映像も、この動画には収録されているが、そこでもフィーゴの高等技術は確認できる。さらに、エスパニョール戦で右サイドを切り裂いたシーン(57秒~収録)や、00-01シーズンのチャンピオンズリーグでレバークーゼンを相手にPKを誘発したシーン(1分24秒~収録)などからも、対峙した守備者の困惑ぶりが伝わってくるはずだ。
17秒から収録されているのは、03-04シーズンのセルタ戦で決めた鮮やかなゴールシーン。デイビッド・ベッカムのロングフィードに抜け出すと、寄せてくる相手DFを右腿のワンプッシュで置き去りにし、対角線にシュートを流し込んでいる。
FKも含め、キックの精度も一級品だったフィーゴ。印象深いのは、03年4月のCL準々決勝第1レグで、マンチェスター・ユナイテッドを相手に沈めた鮮やかなコントロールショットだ。ジネディーヌ・ジダンからペナルティエリアのやや外側、左サイドの位置でパスを受けると、これを右足インフロントで緩やかなカーブをかけて弾き出し、名手ファビアン・バルテスの頭上を抜いている。
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