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【動画】名手フィーゴの極上ドリブルスキル 代名詞はシザースフェイントと深い切り返し

YOJI-GEN
“銀河系軍団”と呼ばれた2000年代初頭のレアル・マドリーだが、ジネディーヌ・ジダンやロナウドなどに先駆けて、就任間もないフロレンティーノ・ペレス会長がいの一番に獲得したビッグネームが、稀代のドリブラー、ルイス・フィーゴだった。

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 宿敵バルセロナからの禁断の移籍は、全世界に衝撃を与え、永遠に消えることのないバルセロニスタの憎しみを生んだが、そんな周囲の喧噪などどこ吹く風。フィーゴは加入1年目の00-01シーズンから、中心選手としてマドリーに黄金時代を築き上げるのだ。

 その最大の武器が、当時世界最高峰と呼ばれたドリブルスキルだった。決してスピードがあったわけではないが、体幹の強さに裏打ちされた巧みな重心移動でマーカーを手玉に取った。代名詞と言えるのが、シザースフェイントと深い切り返しだろう。

 04年に銀河系軍団の一員として来日し、東京ヴェルディと対戦した時の映像も、この動画には収録されているが、そこでもフィーゴの高等技術は確認できる。さらに、エスパニョール戦で右サイドを切り裂いたシーン(57秒~収録)や、00-01シーズンのチャンピオンズリーグでレバークーゼンを相手にPKを誘発したシーン(1分24秒~収録)などからも、対峙した守備者の困惑ぶりが伝わってくるはずだ。

“史上最高の裏切り者”とも呼ばれたフィーゴ。01-02シーズンのCL制覇など、銀河系軍団の中心選手として数々のタイトルをマドリーにもたらした 【DUGOUT】

 ボディバランスに優れ、ドリブル突破を試みた後にも体勢が崩れないから、難なく正確なクロスやシュートにも持ち込める。

 17秒から収録されているのは、03-04シーズンのセルタ戦で決めた鮮やかなゴールシーン。デイビッド・ベッカムのロングフィードに抜け出すと、寄せてくる相手DFを右腿のワンプッシュで置き去りにし、対角線にシュートを流し込んでいる。

 FKも含め、キックの精度も一級品だったフィーゴ。印象深いのは、03年4月のCL準々決勝第1レグで、マンチェスター・ユナイテッドを相手に沈めた鮮やかなコントロールショットだ。ジネディーヌ・ジダンからペナルティエリアのやや外側、左サイドの位置でパスを受けると、これを右足インフロントで緩やかなカーブをかけて弾き出し、名手ファビアン・バルテスの頭上を抜いている。
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