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【動画】祖国の平和を願うシェフチェンコがミラン時代に決めたスーパーゴールの数々

YOJI-GEN

 終わりの見えない、ロシア軍によるウクライナへの侵攻。一般市民にも多くの犠牲者を出しているこの無益な戦闘に、世界中の多くの人が心を痛めているが、サッカー界のレジェンドで、“ウクライナの英雄”と呼ばれるアンドリー・シェフチェンコも、言うまでもなく愛する祖国に以前の平和な日々が訪れることを願う一人だ。

 3月1日には、古巣ミランとインテルのコッパ・イタリア準決勝が行われたサン・シーロ・スタジアムの電光スクリーンを通して、ビデオメッセージで停戦を訴えかけている。

 ここでは平和への願いも込めて、そのシェフチェンコが2000年代前半にエースとして活躍した、ミラン時代のスーパーゴール集を届けたい。

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 2度のセリエA得点王に輝き、04年にはバロンドールも受賞したシェフチェンコの最大の魅力は、“ウクライナの矢”の異名を取ったその類まれなスピードだ。

 あまりにも有名なのが、31秒からのシーン。ディナモ・キエフから加入1年目の1999-00シーズンの第20節、バーリ戦の終了間際(89分)に決めた自陣からのドリブルシュートは、今も語り草だ。

 ただし、シェバの武器はスピードだけではない。中長距離から確実にゴールネットを射抜くパワーとシュート精度の高さも、特筆に値する。

 01-02シーズンの第14節・ユベントス戦では、味方が競って落としたボールを拾うと、DF4人に囲まれながら右サイドを突破。ペナルティエリアの角あたりから右足を力強く振り抜き、名手ジャンルイジ・ブッフォンの牙城を破っている(14秒〜収録)。さらに、25秒から収録されているショットも強烈だ。05-06シーズンの第24節・トレヴィ―ゾ戦。右サイドから中央にドリブルで持ち込み、ペナルティアークの外側から、今度は左足で弾丸ミドルを突き刺している。

チェルシーからのレンタルで2年ぶりに復帰した08−09シーズンも含め、ミラン在籍8年間で公式戦通算322試合・175得点という圧倒的な成績を残した 【DUGOUT】

 一流の技術とセンスが光るのが、56秒からの2つのゴール。CKのボールを右足で軽く弾いて叩き込んだハーフボレー、そしてボディフェイント一発でマーカーを置き去りにし、角度のないところから沈めたラツィオ戦の一撃が、完全無欠のスーパーストライカー、シェフチェンコの凄みを感じさせる。

 チェルシーなどを経て、12年に35歳で現役を引退したシェフチェンコは、一時政界に身を投じている。政治にも深い関心を持つ英雄シェバのメッセージが、一日も早い停戦につながることを願いたい。
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