【動画】メッシのアイドルだったアイマール バレンシアの黄金期を支えた天才のきらめき
母国アルゼンチンの名門リーベル・プレートで10番を背負い、リーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献したパブロ・アイマールが、スペインのバレンシアに引き抜かれたのは2001年1月、まだ21歳の時だった。
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小刻みなステップのドリブルワークと、足元に吸い付くようなトラップ、そしてクールに敵の急所を突く一撃必殺のスルーパス。まさしく天才肌と呼ぶべきそのプレースタイルに、少年時代のリオネル・メッシが憧れたという話は、あまりにも有名だ。
センスの一端が垣間見えるのが、08秒からのシーン。ゴールライン付近への浮き球を足先で難なくコントロールすると、付きまとうマーカーの股の間に足裏を使ってボールを通し、鮮やかに抜き去っている。
決してゴール数は多くなかったが、シュートセンスにも非凡なものがあった。16秒からの映像は、ダビド・ビジャが加入した05-06シーズンのエスパニョール戦でのゴールシーン。2列目から勢いよくエリア内に侵入し、ビジャのラストパスからフィニッシュに至っているが、結局この2人のコンビはアイマールが06年7月にサラゴサへ移籍したため、1シーズン限定となってしまった。
小さな体には、意外なパンチ力も宿していた。01-02シーズンの第32節・テネリフェ戦では、スコアレスで迎えた76分、ハーフウェイライン付近から単騎ドリブルで持ち上がると、エリア手前から右足を一閃。矢のような一撃が、左のポストに当たってゴールに吸い込まれている(20秒〜収録)。
さらに、映像のラストに収められた03-04シーズンのサラゴサ戦でのロングシュートも圧巻だ。ドライブがかかったボールが急激に落下しているのが、横からの映像でよく分かる。
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