J1セレッソ大阪にマネージャーとして就職!びわこからプロの世界へ挑戦!

びわこ成蹊スポーツ大学
チーム・協会

【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 1月6日(木)、びわこ成蹊スポーツ大学で行われた森昂大選手の徳島ヴォルティス加入内定記者会見の終盤、もう一人”Jリーグ加入内定者”が発表された。J1セレッソ大阪のマネージャーとして入団が決まった山口大貴(以降、山口MG)だ。「選手」ではなく「スタッフ」として活動した山口MGにスポットを当て、”プロの世界で戦う”山口MGの挑戦を届けたい。

◇プレーヤーからマネージャーへー

 山口MGは、滋賀県立八幡商業高校3年のインターハイ前に膝の大怪我を負い、プレーヤーとしての道を諦め、マネージャーに転身。「テレビでやっていたホペイロの特集が一番のきっかけでした」現京都サンガF.C.のホペイロとして活躍している松浦紀典氏が取り上げられている映像を見て、「選手としては無理でも支える立場であればプロになれるのではないか」と考えるようになったという。
 高校卒業後は、地元のびわこ成蹊スポーツ大学サッカー部へマネージャーとして入部。「毎年Jリーガーを輩出しているこの大学ならプロに近づける。レベルの高い選手たちと触れ合うことが自分にも刺激になると思いました」と少しでもプロの世界を味わえる可能性のある環境を選択した。

高い環境でチャレンジするためにびわこ成蹊スポーツ大学へ入学 【©Nozomi FUJITA】

◇大所帯での苦労ー

 仕事内容は、用具の準備・片付け、スケジュールの調整、試合運営などさまざまだ。中でも苦労したのはコミュニケーションの部分だったという。「選手を支える立場として部員全員の顔と名前を覚えることは大変ですが、田舎町出身の僕にとってはなかなかインパクトの強い選手たちばかりだったので、最初は戸惑いました。言い方がきつい人がいたり、冗談なのか本気なのかわからない人もいたり(笑)。でも、自分なりの接し方で選手のことを理解し距離を詰めることを意識していました」。毎年全国各地から約100人が門を叩く同部では、4年間で約600人近い選手たちと顔を合わせることとなり、裏方としての苦労を口にした。

◇毎日の努力が自分の価値を高めることにつながるー

 1年次生の2月にはJリーグクラブの練習に3日間参加した。練習のサポートやウエアの割り振りなど実際にプロのスタッフがやっていることを肌で体感した。「この世界で働きたいとより一層強く思うようになりました。チームに戻ってまずは選手のために必死に動くことを意識して、そうすることで自分自身の価値を高めることができると思っていました。評価をするのは周囲にいる人たちですし、その人たちに自分自身を認めてもらわないといけませんから」
 3年次生からはトップチームのマネージャーに就任。プロを目指す選手たちが身近にいることで自分自身も選手たちに負けていられないと思うようになり、ピッチを走り回った。また、びわこ成蹊スポーツ大学の望月監督はJFAのインストラクターということもあり、指導者講習会に補助スタッフとして参加する機会があった。そこでも自身を売り込んだ。受講生のサポートをしながら、空き時間では受講生とコミュニケーションを取り、密かに作っていた名刺を渡し、『山口大貴』を知ってもらおうとした。

常にピッチに目を向けてマネージャーとして奔走した4年間 【©Yasuyo KANIE】

◇大学生活集大成の1年で転機がー

 山口MGにとって転機が訪れる。びわこ成蹊スポーツ大学の母体である大阪成蹊学園がセレッソ大阪とスポンサー契約を締結。7月に同大学へ森島社長が講演に訪れる機会があり、講演会が終わるとすぐに森島社長のもとへ駆け寄り、自分の夢やビジョンを語った。その後、望月監督と森島社長が連絡を取り合い、”練習参加”が実現した。1週間という短い期間ではあったが、必死に食らいつき、その後、見事セレッソ大阪への内定を勝ち取った。
「びわスポ大に入学したからこそこのチャンスを掴めたと思っています。ピッチで必死にプレーする仲間たちの姿から本当に刺激をもらいましたし、数多くの先輩方、スタッフ、大学関係者などさまざまな人の努力で着実に『びわこ成蹊スポーツ大学』の名前が全国に知れ渡り、その一員でいれたからこそセレッソ大阪からお話をいただけたと思っています。感謝しかありません」

◇”マネージャーとして”プロの世界へー

 「プレーヤーとしての実力もなく、プロという世界に全く縁のなかった僕が、J1のビッグクラブから内定をいただいた時は正直信じられませんでした。今でも本当かな?と思う時があります」と不思議な感覚であることを口にした山口MGだったが、「練習参加した際に、Jリーグの試合のピッチに立たせていただきました。試合運営には本当にたくさんの人が関わり、スポンサーやサポーターの方々が拍手を送る。その中で、選手たちはプレーしていました。これは選手だけではなく、選手を支える立場である僕自身も多くの人に支えられながら仕事をすることになります。プロとしての自覚と責任を持って、チームのタイトル獲得に貢献したいと思っています」と次なるキャリアでの目標を力強く語った。
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著者プロフィール

2003年に開学した我が国初で唯一の「スポーツ」を大学名に冠したパイオニアが、その役割を全うすべく、「スポーツに本気の大学」を目指し「新たな日本のスポーツ文化を創造する大学」として進化します。スポーツを「する」「みる」「ささえる」ことを、あらゆる方向から捉え、スポーツで人生を豊かに。そんなワクワクするようなスポーツの未来を創造していきます。

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