ラ・リーガ・サンタンデール、第２２節プレビュー
１月２２日（土）には４試合が行われる。レバンテ対カディスは２０位と１９位による残留争いの直接対決。前節マジョルカ戦で待望の今季初勝利を手にしたレバンテに対し、カディスはセルヒオ・ゴンサレス新監督の初陣となった前節エスパニョール戦で惜しくも勝ち点３を取り逃がしている。どちらも後がない状況に置かれているだけに、緊迫した一戦となりそうだ。
エスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われるビジャレアル対マジョルカは、マジョルカのルイス・ガルシア・プラサ監督と久保建英にとって古巣への凱旋試合となる。久保は先週末のコパデルレイ４回戦で直接FKによるゴールを決めたばかり。昨季前半に所属したビジャレアル相手に成長した姿を見せたいところだ。
土曜の夜に行われるアトレティコ・マドリー対バレンシアは今節のメインカードの１つだ。アトレティコはここ数日のうちにスーペルコパ・デ・エスパーニャとコパデルレイで立て続けに敗退。ラ・リーガ・サンタンデールでも昨年１２月以降の６試合で１勝しか挙げられていない。１０年を超えたディエゴ・シメオネ監督の指揮下でここまでの不調に陥ったことは一度もなかった。流れを変える勝利が欲しい今節、終了間際の２失点で３ー３のドローに持ち込まれた前回対戦のような失態を繰り返すわけにはいかないだろう。
レアル・マドリーとエルチェは３日前にコパデルレイで対戦したばかり。この試合はスコアレスのまま延長戦に突入した後、レアル・マドリーが２ー１で制した。大苦戦を強いられたコパとは違い、今回レアル・マドリーはベストメンバーを揃えて必勝を期すはず。一週間前に獲得したスーペルコパのトロフィーと共に、首位の座を固める勝利を地元ファンにプレゼントしたいところだ。
１８時半からは２試合が行われる。１つは共にコパデルレイでベスト８に勝ち残っているラージョ・バジェカーノ対アスレティック・クルブ。いまだホームで無敗を貫くラージョにとって、アスレティックは今季アウェーで唯一の勝利を手にした相手だ。古巣相手の特別な一戦となるアンドニ・イラオラ監督としては、サン・マメスから勝ち点３を持ち帰った前回対戦の再現を目指すことになる。
今節を締めくくるのは日曜夜２１キックオフのアラベス対バルセロナ。ラ・リーガ・サンタンデール屈指の豊富な経験を持つホセ・ルイス・メンディリバル監督、昨年１１月に就任したばかりのシャビ・エルナンデス監督は今回が初対戦となる。
バルセロナはここ数日のうちにスーペルコパ、コパデルレイのタイトルを立て続けに失った。ラ・リーガ・サンタンデールも前節グラナダ戦を１ー１で引き分けており、これ以上の取りこぼしは許されない状況にある。注目の新戦力、フェラン・トーレスは今節がリーグデビュー戦。コパデルレイのアスレティック戦で移籍後初ゴールを決めた２１歳には、新たな攻撃の核となることが期待されている。
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