【動画】背中に目? エジルの驚愕アシスト 2010年代のマドリーを彩ったレフティの妙技
2010年代初頭、クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマらとともにレアル・マドリーの攻撃陣を支えたひとりが、メスト・エジルだ。トルコにルーツを持つ技巧派レフティは、ドイツ代表のメンバーとして出場した2010年ワールドカップで国際的な評価を高め、大会後にブレーメンからスペインの超名門に引き抜かれた。
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そのマジカルな左足は、国内リーグだけでなくチャンピオンズリーグ(CL)でも輝いた。このシーズンのCLでは最多の7アシストを記録。なかでもグループステージ第5節、アウェーでのアヤックス戦でベンゼマの先制ゴールを生んだラストパスは、観る者を驚嘆させる衝撃的なものだった。
両チームとも得点がなく、前半も残り10分を切っていた。エジルがやや右寄りの位置からゴール方向に走り出す。この動きを見ていたシャビ・アロンソが、敵陣に入ったところから最終ラインの裏に縦パスを供給。相手守備陣のギャップを突いてゴール前に走り込んだエジルが、ここで驚きのプレーを見せる。後方から来るボールに対して背を向けたまま、左足の裏を使って後ろのベンゼマにダイレクトパスを送ったのだ。
咄嗟の判断、いや、体が自然に反応したのかもしれない。シャビ・アロンソのパスに合わせて走りながら、まるで背中に目がついているかのように敵DFやベンゼマの位置を把握し、これしかないというプレーを繰り出した。エジルのパスに反応したベンゼマは、右足インサイドでコントロールしたシュートをゴール右上方に突き刺した。
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