波乱含みのハンデ戦! 中日新聞杯を分析する
【 2020/12/12 中京11R 中日新聞杯(G3) 1着 2番 ボッケリーニ】
中日新聞杯近4年の3着以内馬一覧
■表1 【中日新聞杯近4年の3着以内馬一覧】
人気順では17年こそ1・2番人気馬が揃って連対したものの、近3年は8番人気以下の人気薄が1頭ずつ連対。3連単の配当は18年26万4000円、一昨年10万5620円と10万円超の波乱となった年もある。ハンデ戦で一筋縄ではいかないレースではあるが、馬券的な妙味がある面白い一戦といえる。
■表2 【中日新聞杯近4年の年齢別成績】
対して、5・6歳馬からは連対馬が出ていない。7歳以上は18年に7歳馬ショウナンバッハが2着と好走している。
中日新聞杯近4年のハンデ別成績
■表3 【中日新聞杯近4年のハンデ別成績】
また、57kg以上の馬は勝ち星こそないものの、複勝率が高い。なお、52kg以下の馬はいずれも馬券圏外に敗れていた。
中日新聞杯近4年の前走人気別成績
■表4 【中日新聞杯近4年の前走人気別成績】
前走2番人気馬は3頭いずれも着外に敗れているが、前走3番人気馬は18年ギベオンが勝利しており、複勝率33.3%と高い。これら前走3番人気以内の馬が全3着以内馬12頭中7頭と過半数を占めており、今回もぜひチェックしておきたい。
前走重賞組の前走着順別成績(近4年)
■表5 【前走重賞組の前走着順別成績(近4年)】
これら前走6着以下から巻き返した8頭中5頭は前走で上位5番人気以内に支持されていた。前走で上位人気に推されながら着外に敗れた馬には注目しておきたい。
今年の中京芝2000mの種牡馬別成績(前開催まで)
■表6 【今年の中京芝2000mの種牡馬別成績(前開催まで)】
他にもキズナ産駒、ヴァンセンヌ産駒などディープインパクト後継種牡馬も好相性を示している。今回の中日新聞杯だけでなく、「中京芝2000m戦はディープインパクト系が買い」は覚えておきたいデータだ。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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