日立Ａｓｔｅｍｏリヴァーレとのアウエイでの試合で連勝し、優勝争いに踏みとどまりたい埼玉上尾メディックスの年内最終週の第1戦。第1セット、埼玉上尾はセッター山崎が序盤からオポジット・ロレンネにトスを集め、その期待に応えるようにライトからのパワーあるスパイクを決めると流れをつかむ。その後も佐藤、内瀬戸の両エースが持ち味を生かし加点すると、日立Ａｓｔｅｍｏのミスも手伝い、25‐18で埼玉上尾が先取する。
　しかし第2セットは気持ちを入れ替えた日立Ａｓｔｅｍｏが序盤からサーブで攻め埼玉上尾のサーブレシーブを崩すと強力なタップ、渡邊のクイックを織り交ぜた攻撃で先手を取る。埼玉上尾もロレンネや佐藤のスパイクで追い上げるが3点差から縮まらない。すると日立Ａｓｔｅｍｏは長内、上坂のスパイクが要所で決まり、埼玉上尾も山口、鎌田を投入するも流れは変わらず、25‐18で日立Ａｓｔｅｍｏが取り、１-１のタイとなる。
　第3セット、一進一退の攻防でスタートするが、日立Ａｓｔｅｍｏが長内、上坂のスパイクで10-８と一歩抜け出す。しかし埼玉上尾もすぐにロレンネのスパイク、佐藤のブロックですぐに追いつく。すると、ロレンネの緩急をつけたサーブが日立Ａｓｔｅｍｏのサーブレシーブを崩し、サービスエースそしてバックアタックで一気に６連続得点で突き放す。終盤も埼玉上尾のサーブが走って25‐18で第3セットを取る。
　これで主導権を握った埼玉上尾は第4セット序盤からサンティアゴのクイックなのでリズムを作り、佐藤、内瀬戸のエースの活躍で加点をし16-10と大きく突き放し2回目のテクニカルタイムアウト。しかし、粘りを見せた日立Ａｓｔｅｍｏは二枚替えを効果的に使うと、ジワジワと点差を詰め、ついに23-22と1点差となる。しかし、ここで意地を見せた埼玉上尾は内瀬戸のスパイクでマッチポイントを奪うと、最後はこの日活躍のロレンネがスパイクを決めて25‐23で第4セットを取り、８勝目をあげた。

埼玉上尾メディックス 3(25-18、18-25、25-18、25-23)1 日立Astemoリヴァーレ

スターティング
＃9内瀬戸真実（OH）、＃11青柳京古（MB）、＃24ティシェイラ・ロレンネ（OH）、＃10佐藤優花(OH)、＃3サンティアゴ・アライジャ・ダフニ（MB）、＃5山崎のの花（S）、＃7山岸あかね(L)

得点リーダー
＃24 ティシェイラ・ロレンネ　アタック19点(36.5％)、ブロック1点、サーブ2点　22得点
＃9 内瀬戸真実　アタック19点(39.6％)、ブロック1点、サーブ1点　21得点
＃10佐藤優花　アタック17点(47.2％)、ブロック1点、サーブ1点　19得点
＃3サンティアゴ・アライジャ・ダフニ　アタック3点(27.3％)、ブロック4点　7得点

#5 山崎のの花選手
今日は、サーブで攻めて相手が自由に攻撃できないようにすることができたことが、勝利に繋がったのかなと思います。
2セット目は、そのサーブが攻めきれず、相手のいい攻撃をさせてしまったことが敗因だと思います。
今日は、ロレンネ選手にたくさんボールを集め、チームのいい形が出せたなとも思いました。
明日もサーブで攻めて、勝ちにいきたいと思います！

#10 佐藤優花選手
今日も応援ありがとうございました！
今日の試合は相手に流れが行く場面もありましたが、勝つ事が出来て良かったです。
個人的にはサーブで圧される部分がありましたが、周りにカバーをしてもらい、決めきることが出来て良かったです。
修正部分をしっかりチームで修正し、良い試合ができるよう全員で頑張ります！

#24 ティシェイラ・ロレンネ選手
今日は特にサーブでチームを助けることができて、よかったです。そして、最初の一本目で得点する事はチームにとって、とても重要な武器になったと思います。
私たちはとても良いプレーをし、難しい局面でも落ち着いてプレーをしていました。
それは、私たちが集中力を維持する為には、とても重要なことでした。
明日に向けて、もう一度ビデオを見て相手を分析し、またベストを尽くしたいと思います。