【ガンバ大阪】最終節で示すガンバの姿勢。サポーターへの感謝を胸に勝利だけにこだわりぬく

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コロナ禍の影響で開幕後に約2週間の活動休止を強いられ、夏場にはクラブ史上例がない公式戦15連戦を戦うなど想定外のシーズンに身を投じざるを得なかったガンバ。「本来、僕らが思い描いていた位置と全く違うかけ離れた場所の順位で戦った」と昌子は悔しさを隠そうとしないが、選手とスタッフが一丸となって目先の試合で結果にこだわる戦い方にブレはなかった。
「残留決定は手放しで喜べることではないが、こういう状況で達成できたのは選手、スタッフが力を出し切った結果だったと思う」(松波監督)。

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異例のシーズンを文字通りの総力戦で乗り切ってきたガンバが、苦難の2021シーズンのラストマッチに挑む。山あり谷ありの難しい戦いの中でも、常にチームを後押ししてくれたサポーターも、今季最後の勝利を見届けるべくパナソニックスタジアム吹田に集うが、サポーターに示すのは今季一貫してガンバが目指してきた姿勢である。
「最後ホームで戦えるので勝利をサポーターに届けることに全力を尽くさないといけないし、勝ちにこだわって戦おう」。湘南戦を前に、選手たちにこんな言葉をかけたという松波監督。連戦の中でさまざまなフォーメーションを用い、戦い方も試行錯誤した今季のガンバだが、常に意識したのは「内容はもちろんそうだが、今年は1試合1試合結果にこだわってきた。湘南戦も結果にこだわる試合をしたい」(松波監督)。
残留確定後、名古屋と川崎Fに連敗しているガンバだけに「開始早々の失点が多い、それでは試合が苦しくなる。入りをしっかりとしたい」と昌子は連敗中の反省を口にするが、湘南戦は戦術を超えた気持ちのぶつかり合いでもある。

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ガンバのレジェンドの一人でもある山口監督が率いる湘南は、現在16位。勝てば得失点差の関係でほぼ残留が確定するが、引き分け以下に終わった場合は降格圏に転落する可能性がある。そして前節の直前にはチームメイトのオリベイラが急逝。J1残留をかけて、死に物狂いでガンバに立ち向かってくるはずだ。「湘南は今の状況がより一層気持ちを強くする。僕らもそれを上回る気持ちを保たないといけない」と昌子は言う。
ガンバに消化試合はないことを選手たちも自覚済みだ。川崎F戦では宇佐美らしいドリブル弾を決めた和製エースもサポーターへの思いを口にする。「来シーズンに向けてサポーターの方に期待感を持たせられる試合にしたい」
今季ガンバが見せる最後の90分間で勝利へのこだわりとサポーターへの感謝を示すのみだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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