平地競走最長距離決戦・ステイヤーズSを分析する
【2017/12/2 中山11R ステイヤーズステークス(G2) 1着 9番 アルバート(1番人気)】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
1〜3着馬の人気と3連単配当
■表2 【1〜3着馬の人気と3連単配当】
年齢別成績
■表3 【年齢別成績】
前走クラス別成績
■表4 【前走クラス別成績】
前走アルゼンチン共和国杯からの好走馬
■表5 【前走アルゼンチン共和国杯からの好走馬】
前走京都大賞典からの好走馬
■表6 【前走京都大賞典からの好走馬】
その他のレースからの好走馬
■表7 【その他のレースからの好走馬】
この組は距離実績よりも、前走の人気・着順を重視したい。好走した14頭中13頭が前走では5番人気以内の支持を受けており、そのうち11頭は5着以内に入っていた。この「前走5番人気以内かつ5着以内」を満たす馬は【2.5.4.13】複勝率45.8%を記録し、複勝回収率も149%と高い。
以上、JRAの平地競走としては最長距離となるステイヤーズSの傾向を分析してみた。前走でアルゼンチン共和国杯や京都大賞典に出走していた馬は3000m以上の長距離実績が重要で、その他の組は距離実績不問という大きな違いがある。全体としてはアルゼンチン共和国杯・京都大賞典組の好走が多いものの、ここ3年は別路線組が2頭ずつ馬券に絡んでいるため(表7)、どちらか一方だけに偏らないような馬券の組み立てを考えたい。
文:浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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