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【動画】ポルト時代のファルカオは虎 研ぎ澄まされたゴール嗅覚とダイナミズム

YOJI-GEN


 今夏、ラダメル・ファルカオはラ・リーガのラージョ・バジェカーノに移籍し、自身が最も輝かしい時期を過ごしたスペインの地に8年ぶりに帰ってきた。2011-12シーズンから2シーズンにわたってプレーしたそのアトレティコ・マドリー時代には、国内リーグで通算52ゴールを記録。欧州屈指のリーグで類稀な得点力を見せつけ、ワールドクラスのストライカーという評価を確立した。

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 ファルカオがアトレティコに加入する前、欧州での第一歩を記したクラブがポルト。09年夏にアルゼンチンの名門、リーベルから移籍したこのポルトガルの強豪で目覚ましい活躍を披露し、ヨーロッパでのキャリアを切り開いた。

 ポルト時代のファルカオは“エル・ティグレ”(虎)の異名どおり、まさしく獰猛な虎だった。加入初年度の09-10シーズンには、25ゴールでリーグ得点王を獲得。2年目の10-11シーズンには国内リーグで16ゴール、さらにヨーロッパリーグでは14試合で17ゴールと驚異的な数字を残して優勝の原動力に。鋭敏な嗅覚で得点の匂いを嗅ぎつけ、次々とゴールに襲いかかった。

 生粋の点取り屋はさまざまな得点パターンを持っていたが、真骨頂は絶妙なポジショニングから点で合わせる形。特に10-11シーズンの国内リーグ2節、ベイラマール戦での先制ゴール(5秒〜収録)や、同8節ウニオン・レイリア戦でのチーム4点目のゴール(1分8秒〜収録)のような豪快なダイビングヘッドは、代名詞と言えるものだった。

 前線の基準点としても機能し、ベイラマール戦では自身のポストワークから味方のスルーパスを呼び込み、ダメ押し点となるゴールをゲット(21秒〜収録)。またウニオン・レイリア戦では、フッキの縦パスを受けて敵を引きつけると、後方から走ってきたその盟友に丁寧なラストパスを送り、チームの2点目をもたらしている(40秒〜収録)。ポルトに在籍した2年間、前線でコンビを組んだフッキとは息の合ったプレーを見せ、ウニオン・レイリア戦では試合終盤にも2人のパス交換から今度はファルカオがゴールを決めた(1分20秒〜収録)。

23歳で加入したポルト時代のプレーは躍動感に溢れていた。モナコ時代の14年に膝に重傷を負ってからは当時のダイナミズムは失ったが、傑出した得点感覚は35歳となった現在も錆びついてない 【DUGOUT】

 宿敵ベンフィカに5-0と快勝した10-11シーズン第10節は、ファルカオにとってポルト時代のハイライトと言える試合のひとつだろう。この試合でファルカオは2ゴールを奪ったが、とりわけ見事だったのがチーム2点目となる最初のゴール(1分50秒〜収録)だ。敵が密集するゴール前で駆け引きしながら、フェルナンド・ベルスチのセンタリングに合わせてオフサイドラインぎりぎりの位置からCBルイゾンの前に出て、右足のジャンピングヒールでゴールを陥れた。
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