らっきょうの驚くべき効果効能

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 今回はらっきょうについて書いていきたいと思います。

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らっきょうの収穫時期と旬

らっきょうは8月から9月頃に親となる鱗茎を植え付けます。その鱗茎からすぐに芽が伸び、晩秋の頃には紫色の花を咲かせ、その後冬を越します。やがて春になり、葉を茂らせ新たな鱗茎に栄養を蓄え、葉が衰え始めた初夏に収穫されます。

旬となる収穫の最盛期は地方によって若干ずれていますが、早いところで5月頃から始まり、7月頃まで続きます。

らっきょうの栄養、効果

・サポニン
大豆などに含まれる配糖体の一つで、界面活性作用があるために、大豆の茹で汁などはよく泡立ちます。コレステロールの吸収を抑制したり、血糖値の上昇を防ぐ効果が期待できます。

・硫化アリル(アリシン)
硫化アリルはアリシンとも呼ばれ、らっきょうの辛味や匂いの元です。

強い辛味から想像できるかもしれませんが、アリシンは抗菌・殺菌作用が強いです。

さらに、硫化アリルは消化を促進したり、疲労回復効果も期待できるすごい栄養素なんです。

・フルクタン
フルクタンとはらっきょう、にんにく、ごぼう、わけぎなどに多く含まれる、食物繊維の一種です。

食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分かれます。野菜の多くに含まれる食物繊維の多くは不溶性食物繊維です。ところがフルクタンは90%以上が水溶性という珍しい食物繊維なんです。水溶性食物繊維は、硬い便に水分を与えることで排便を促します。硬い便での便秘に悩まれることが多い方にはぴったりの食物繊維です。

正常に便が排出されることで、腸内環境正常化が期待できます。

また、フルクタンは血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待でき、脂質を体内に吸収される量を軽減する作用もあります。

※らっきょうは100gあたり118kcalある、野菜の中でもカロリーが高めの野菜です。ダイエットを気にされる方は食べ過ぎに注意してください。

・カリウム
カリウムは体の過剰な水分を排出する役割があります。

カリウムとナトリウムは対の作用がある栄養素です。ナトリウムは体に水分を蓄えます。

日本人は漬物や味噌汁などからナトリウムを多く摂りがちです。そのため、水分が体に溜まりむくみで悩む方がとても多いです。カリウムはむくみの原因である水分を排出してくるので、むくみ改善効果が期待できます。

・ビタミンC
ビタミンCは色素沈着を未然に防ぐ効果のある栄養素です。

体が強い太陽の光に晒されると、熱から体を守るためにメラニンを生み出します。そのメラニンが肌に沈着することでシミの原因になるんです。ビタミンCを日頃から摂ることで、色素沈着を防ぎ美白効果が期待できます。

また、ビタミンCは抗酸化作用もあり、体の酸化を防いでくれます。体の酸化は鉄が錆びてしまうのと同じように、体も錆びます。エイジングケアを気にされる方は、抗酸化物質を多くとって酸化を防ぎましょう。

臭いを抑えるには…

ニンニク程ではないのですが、らっきょうを食べた時臭いが気になります。

臭いの原因は脂肪に働きかけるアリシン!

アリシンの臭いを抑える働きがある物にりんごの皮があります。りんごの皮のポリフェノールになるカテキンにはアリシンを抑える働きがあります。

りんごを皮のまま食べるタイミングはらっきょうを食べてすぐが良いでしょう。らっきょうが胃の中で吸収してしまうと効果がありません。

カテキンが含まれている物には緑茶もあります。緑茶の場合はらっきょうを食べながら飲むようにすると効果的です。

ポリフェノールのタンニンにも口臭を抑える効果があります。タンニンが含まれているものには緑茶や紅茶、ワインや柿があります。

らっきょうは食べ過ぎに注意!

らっきょうの1日の摂取量は5粒が目安とされています。

毎日5粒食べると、その成分から血液がサラサラになると言われています。

しかし、その効能の高さから胃に負担がかかることもあるので、食べ過ぎには注意してください。

大量に食べてしまうと、胸やけや胃もたれを発症することがあります。これらの症状が全く出ていなければ、毎日摂取していたとしても適量であるので大丈夫です。

[文:meilong スタッフ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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