セレッソ大阪【天皇杯 準々決勝 名古屋vs. C大阪】異例の同じ相手とのカップ戦2連戦。第1ラウンドとなる天皇杯準々決勝に挑む

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【CEREZO OSAKA】

2-1で勝利した直近のリーグ戦、明治安田生命J1リーグ第33節・横浜F・マリノス戦から中2日。セレッソ大阪は、敵地・豊田スタジアムに乗り込み、名古屋グランパスとの天皇杯準々決勝に挑む。

タイトルとともに来季のAFCチャンピオンズリーグ出場にもつながる大事な大会である天皇杯。今回に関しては、この試合から中2日で、相手も同じ名古屋とのJリーグYBCルヴァンカップ決勝も控えているとあって、まさに総力戦の様相を呈している。試合前日の囲み取材で、「クラブの総合力が問われている2試合。もちろん、明日の試合も大事な一戦。一戦一戦、精一杯、戦いながら、2連勝できるように、全員の力で勝ち切りたい」と小菊昭雄監督も話したが、直近のリーグ戦も含めた3連戦を乗り越えるためには、チーム全員の力が欠かせない。「疲労面も考慮して、決勝に向けて準備させる選手もいます」と指揮官も打ち明けるなど、まさに繊細なマネジメントが求められる連戦になる。

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もっとも、ここまで小菊体制になって過ごした2ヶ月で、攻守にブラッシュアップされた部分は多く、戦い方という点では、誰が出ても大きくは変わらないだろう。「明日の試合もいつも通り、今まで積み重ねてきたことにトライする。そのスタンスは変わっていません」と小菊監督もキッパリ語る。直近の公式戦2試合、セレッソは、浦和レッズに横浜FMと、リーグでも上位に位置する強豪相手に臆せずぶつかり、勝利を収めた。選手、スタッフにとって自信になる連勝になったことは間違いない。積み上げている方向性の正しさを感じながら今回の2連戦に挑めることは、チームとしては前向きな材料だ。

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ただし、相手のスタイルという点では、その2チームと名古屋とでは異なる点もある。あくまで自分たちのボール保持にこだわり、攻守に主導権を握りながら試合を支配してくる浦和と横浜FMに対し、ボール保持にはそこまでこだわらず、ゲームに勝ち切ることに重きを置いている名古屋は、よりリアリストな面もある。堅守速攻に特長のある名古屋に対し、セレッソとしては、ボール保持の際の不用意なミスには気を付ける必要があり、相手の網にかからない攻撃が求められる。また、「前線には個で勝負できる選手、もしくは少人数でゴールを奪える選手が揃っている」(小菊監督)名古屋に対し、しっかりとプレスをかけることで、いい形で前線にボールを入れさせないことも重要だ。

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初タイトルを含む17年の二冠を知るキム ジンヒョンは、「決勝はいい雰囲気だった。もう一回、みんなとタイトルを獲る雰囲気を作っていきたい」と話す。天皇杯という一つの栄冠を勝ち取るために、そして、ルヴァンカップ決勝という大一番につなげるためにも、今回の天皇杯準々決勝は、チームとして乗り越えなければならない“決戦”となる。
(文=小田尚史)
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