10月27日19時5分

　前節、CNAアリーナ☆あきたに群馬クレインサンダーズを迎えた秋田ノーザンハピネッツ。第1戦は前半で相手を26得点に抑えたものの、後半は失点が重なり一時逆転を許す展開に。それでも、この試合は古川孝敏が後半だけで24得点を稼ぐ大活躍を見せて6点差で競り合いを制した。だが、今シーズン2度目の連勝を狙った第2戦は83-100で敗戦。前半だけでアレックス・デイビスが退場という予期せぬ事態が起こると、インサイドを狙われ、ペイントエリアから計54得点を奪われてしまった。

　これで4勝4敗となった秋田は今節、勝敗で並ぶ横浜ビー・コルセアーズと対戦。第2節の千葉ジェッツ戦から90失点を超える試合が3戦あるだけに、課題は明確だ。信条である堅守を発揮し、チームとしても満足する内容で勝利をつかめるか。欠場が続くコルトン・アイバーソンの穴を埋める王偉嘉の働きもポイントになるだろう。

　一方、第3節から4試合連続でホームゲームを戦った横浜は、サンロッカーズ渋谷、島根スサノオマジック相手にどちらも1勝1敗で終えた。島根との第1戦では、立ち上がりで17点のビハインドを背負ったが、そこからレジナルド・ベクトンを中心に見事な追い上げを披露して逆転勝利。しかし、第2戦では89-95でやり返され、なかでも相手の20本に対し2本しか奪えなかったオフェンスリバウンドは今節への修正点と言える。島根との第2戦で31得点をマークしたレイトン・ハモンズが、リバウンドでもチームを助けられるか注目したい。

文＝小沼克年

・秋田（HC：前田顕蔵）
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
ジョーダン・グリン
アレックス・デイビス
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
コルトン・アイバーソン
古川孝敏

・横浜（HC：青木勇人）
パトリック・アウダ
レイトン・ハモンズ
ジェイコブス晶 ※特別指定
レジナルド・ベクトン
古牧昌也
森川正明
阿部龍星
大庭岳輝
土屋アリスター時生
森井健太
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将