横田真一スペシャルインタビュー「ボールの進化がもたらすスピン量の変化と飛距離への影響」

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横田真一プロがスペシャルインタビューに登場。ゴルフにおけるスピンをテーマに、「スピン量と飛距離の関係」や「道具選びの重要性」「ゴルフ業界の変化」など興味深い話をたくさん聞かせていただきました。

スピン量は飛距離にも影響

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横田プロ:まあ僕はウエッジでバックスピンをかけるっていうのは大好きで、同業者に「無駄なスピンいらないでしょ」って言われるぐらい好きなんです。高校時代からバックスピンをかけようっていうので、昔は溝の規制とかなかったので角溝だったりスピンタイプのボールを使ってバックスピン大会みたいなことをやっていたんです。

ショートゲームのバックスピンというカテゴリーももちろんあるんですけど、実は飛距離アップにもかなり重要なファクターがスピン量なんですね。

ゴルフ界の変化と道具選びの重要性

横田プロ:そこで僕が1番大事に思うのが道具選びということなんです。ドライバーももちろん日々すさまじい進化をしてるんですけれども、僕のみならずプロゴルファーみんなが1番変化したなって思っていることはボールなんですね。

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横田プロ:というのも、みなさんも感じてると思うんですけれども、ゴルフ業界全部がアスリート化しているのわかりますよね。要は、昔はコーリーペイビンだとか杉原さんだとか飛ばない人も活躍できたんですけれども、今はPGAツアーなんかは身長が180・190が当たり前。

――言われて見ればそうですね。

横田プロ:そうなんです。昔だったら飛ぶ選手と飛ばない選手は30ヤードぐらいしか変わらなかったんですけど、今は50ヤードから80ヤードぐらい違うんですね。その理由が何かっていうとボールの進化なんですよ 。ボールの滞空時間が長ければ長いほど恩恵を受けて飛距離が伸びるんですよ。

スピン量を抑える開発が進んでいる

横田プロ:空力がいいってこともまず当然そうなんですけど、ボールの開発者が何を魂込めてやっているかっていうと、どれだけドライバーで打った球がスピンがかからないかってことなんですよ。

スピンが今までかかりすぎちゃってたんですね。3000回転ぐらいかかっちゃってたのを、2000回転ぐらいまでに持っていく努力がすごいんですよ。そこに特許がすごい詰め込まれてるんですよ。だから、なかなか老舗ブランドじゃない新参者って入ってきづらいんですね。

で、もう買いだめが1番ダメですねボールの。3年も4年も前のボールを使っているっていうのはかなりもったいない。

――進化してるから4年も前のを使っていたら・・・

横田プロ:2年に一回は必ず更新されますから。毎年毎年更新されますから。

ボールによって飛び方が変わる

横田プロ:例えば、鉄コマの原理って知ってます?

――鉄ごまって周りに鉄がついている重たいコマですか?

横田プロ:そうです。あれって周りは比重が重たいから、いつまでも回り続けるんですよ。

ボールって低スピンにし過ぎちゃうとほどけちゃって、ちょっとした風でふわーって流されちゃったりとか球が揺れたりとかしちゃうんですね。無回転ボールなんですよ。それじゃダメなんです。

でも、鉄コマみたいにカバーの比重が重ければ、低スピンの状態が維持されるんですよ。落ちるまで。糸を引くようなスーっていうボールになるんですよ。最近はどのメーカーもボールの技術が上がってきてますけれども 、かなりその辺もボールによって差があります。

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横田プロ:だからいいボールはパーンって打ったらスーッと飛んで行きますから。なので非常にボールは重要。低スピンを維持するのは、ほぼほぼ限界の数値まできてるんですよ。

――開発事態は結構進んでるんですね。

横田プロ:そうなんですよ。カバーを重くするためにいろんな素材とか特許も入ってる。 あとはディンプルの構造だとか 、それがかなりいところまで来てるんですけれども、それでもまだ進化し続けてますから。非常にボール選びは重要です。
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