今季初のエル・クラシコ、迫る
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昨季のクラシコは2試合ともレアル・マドリーが制した。昨年10月、カンプノウで行われた一戦は開始10分までにフェデ・バルベルデとアンス・ファティが1ゴールずつを奪った後、後半にセルヒオ・ラモスとルカ・モドリッチのゴールで突き放した。今年4月、エスタディオ・アルフレド・ディステファノで行われた一戦は前半にカリム・ベンゼマとトニ・クロースのゴールでリードを広げ、その後のバルセロナの猛攻をオスカル・ミンゲサの1ゴールに抑えて2ー1で逃げ切っている。
最後に有観客で行われたクラシコは2020年3月まで遡る。7万8千人超の観衆が集まったサンティアゴ・ベルナベウでの一戦は、ビニシウス・ジュニオールとマリアーノ・ディアスのゴールによりロス・ブランコスが2ー0で制した。この試合以降、レアル・マドリーは現在クラシコ3連勝中。今回勝って4連勝とすれば、1965年以来の快挙となる。
2020年3月のクラシコは終了間際にマリアーノが追加点を決め、2ー0でレアル・マドリーが制した 【(C)LaLiga】
昨季のクラシコは2戦ともレアル・マドリーが勝利。今回勝てば56年ぶりの4連勝となる 【(C)LaLiga】
今季のビニシウスは課題だったフィニッシュの精度が向上し、一皮剥けた感がある 【(C)LaLiga】
デパイは加入直後からバルセロナの攻撃の中心となっている 【(C)LaLiga】
一方のレアル・マドリーも火曜のチャンピオンズリーグで足の甲を痛めたベンゼマが別メニューで調整しているが、クラシコには間に合う見込みだ。フェルラン・メンディ、エデン・アザール、ダニ・カルバハルらの復帰も間に合い、指揮官の采配に幅をもたらしている。
ファティは約1年ぶりの実戦復帰を自身のゴールで盛大に祝った 【(C)LaLiga】
ベンゼマは年々得点力に磨きがかかっている 【(C)LaLiga】
2人の指揮官は多くの共通点を持っている。いずれも選手時代にヨーロッパ制覇を経験し、監督としては複数のクラブで国内リーグのタイトルを獲得してきた。現役時代には一度だけ、0ー0に終わった1990年のオランダ対イタリア戦で顔を合わせたことがある。監督としてはクーマンがアヤックス、アンチェロッティがミランを率い、02/03、03/04シーズンのチャンピオンズリーグで計4度対戦。当時はアンチェロッティの3勝1分に終わっており、クーマンは今回のクラシコでアンチェロッティに対する初勝利を目指すことになる。
暗中模索が続くクーマン監督。劣勢が予想されるクラシコでどのような采配を見せるか 【(C)LaLiga】
アンチェロッティ監督はラ・リーガのクラシコでは1勝3敗と負け越しているが、2014年のコパデルレイ決勝ではバルセロナを2ー1で破っている 【(C)LaLiga】
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